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滞在も1週間目を迎えると私の舌も滑らかになってきます。ニューヨーカーの英語はとにかく早口です。無駄なことは一切喋りません。必要なことだけをテンポよくしかも短く話すのが常識です。「どこに行く?」はWhere (are you going) to (go)?の2語だけ、ダラダラ喋れば無視されてしまいます。“親切な”英会話学校でスポイルされている人には会話についていくのさえ大変なニューヨークです。
何を言おうか考え込んでしまうより、口から言葉を発した人の勝ちです。文法やミスにとらわれている暇などありません。黙っている人にニューヨーカーは何もしてくれないのです。自己主張ができる人だけが生き残るのです。
車の運転にも“自己主張”が求められます。もたもたしていれば後ろからクラクションが鳴らされ、針の穴のような隙間でさえどんどん車が入ってきます。信号無視はアタリマエ、歩行者に触れさえしなければドンドン前にすすむドライバーが道路を占領しているニューヨークです。
食文化ライフスタイルが最もよくわかる場所がスーパー・マーケット。133丁目12番街、ハドソン川沿いにあるFairwayもそのひとつです
野菜や果物が山積みになったダイナミックなディスプレイは新鮮に映ります。キュウリ、ピーマン、スイカ、どれもアメリカサイズ。水の安さにも驚きです。ペットボトル24本5ドル95セントは日本と比べると破格です。
店の奥には部屋全体がマイナス2℃に設定されたコールド・ルームがあります。そこは巨大な冷蔵庫、新鮮な魚や肉類が陳列されています。防寒具を着て中に入ります。物価の高さばかりが強調されがちなニューヨークですがミッドタウンを離れれば庶民的なお店がたくさんあるのです。
日本のテレビ番組『料理の鉄人』が大ヒットしたアメリカは今、“グルメの国”に変わりつつあります。スターバックスの大成功も20年前では考えられなかったことです。アメリカンコーヒーを飲むニューヨーカーはもういないのです。
弁塾の提携先Media Training World Wide社はミッドタウンの40丁目、タイムズ・スクエアーから数分のロケーションにあります。弁塾NYはここからスタートします。
午前中塾長のTJ.Waler氏とビジネス・ミーティングを行い日本の“話し方教室事情”について歓談をします。この分野では日本が圧倒的に遅れています。日本人がワールドワイドに活躍するには従来の“話し方教室”に甘んじていてはダメだとはTJ氏談。
Media Training World Wideも今後は日本市場の開拓も視野に入れているそうです。アジアでは韓国とインドに提携校があります。
TJの新刊本にサインをしていただきました。パブリック・スピーキングやプレゼンテーションのイロハをプレーンな文体でわかりやすく説明する名著です。日本語版の出版も検討することでTJと意見が一致、これまで以上に友情を深めることができました。
マンハッタンからリンカーントンネルを渡るとそこはニュージャージー州です。ハドソン川沿いのエッジウォーター周辺は十数年前には工場が立ち並ぶ以外は荒れ地が広がるだけの場所でした。ここ数年の不動産バブルの影響でこの地の状況は一変します。
ハドソン川のウォーターフロントという地の利の活かした住宅やタウンハウス、コンドミニアムが続々と建設されまたたく間に高級住宅街と化したのです。
ヤオハンの創設者和田一夫氏がこの地に目をつけたのは今から20年以上も前のこと、対岸に広がる景色はまさに絶景です。ヤオハンは今ではミツワグループに引き継がれ営業を続けています。
ミツワモールの敷地内にある和食割烹松島はおすすめです。ボリュームたっぷりの日替わりランチは12ドル前後、ディナーはマンハッタンの夜景を見ながらの黒毛和牛を使った鉄板焼きを手軽な価格で楽しむことができます。私が老後に過ごしたい候補地がまた一つ増えてしまいました。
ホノルルで留守番をさせていた息子と合流、昨晩はヤンキースVSマリナーズのゲームを観戦しました。先発は井川。1回裏にヤンキースが5点を挙げヤンキースタジアムは楽勝ムードに包まれます。結果は井川が大乱調の大逆転負け、ヤンキースファンのため息が聞こえてきます。日本人ファンには城島と松井のアベックホームランが唯一の救いでしょうか。
イチローのファウルボールが近くに飛んできます。我々の後ろに座っていた白人男性がボールを素手でキャッチ、雄叫びをあげたその瞬間、そのボールを私の息子に差し出すではありませんか。憧れのイチロー選手が打ったボールに息子は大感激、子供の日のプレゼントは予期せぬ形でやってきました。
私は白人青年のポケットに20ドル札を押し込めようとしますが受け取ってくれません。息子と二人でひたすら”Thank you”を連発します。
ボールには生々しい打球の跡が残っています。そのボールを抱きかかえながら息子は今、ホテルの部屋でスヤスヤと眠っています。
ニューヨーカーはビジネスランチで打ち合わせをすることが多くそれに比例して私の体重も増えていきます。学生の頃は食事をしながら英語を使うことにストレスを感じていました。この歳になると少しは落ち着きが出てきます。それでも口に食べ物を運ぶペースは落ちません。ニューヨーカーと過ごすランチを心の底から楽しめるレベルにはまだ達していないようです。
ニューヨーク大学とコロンビア大学で仕入れた新刊本を読みながらセントラルパークのカフェで午前中を過ごし、午後はアパーウェストの高級住宅街からブロードウェウイの68丁目付近まで息子と散歩をします。ショッピングを楽しむ日本の若い女性もチラホラ。人気の場所のようです。
高級品を扱うスーパーマーケットZABER‘Sの横にある人気アイスクリーム店でヨーグルト味を購入、意外にもさっぱりした味に感激です。
アバクロキッズを扱う店がマンハッタンンにはなくなったためニュージャージのモールまで車を走らせます。帽子から靴までアバクロ一色の息子の完成です。
ホテル室内でのインターネットアクセスが突然シャットダウンします。原因不明のまま一夜を過ごしました。東京との更新や日記のアップ等、PCが唯一の交信手段です。
思えば初めてニューヨークを訪れた20数年前は携帯電話すらない時代でした。便利になった反面、PCが使えなくなったときの不便さは切実です。大袈裟ですが今の時代、通信ができなければそれこそNo Way。
サポートセンターと電話で2時間のやりとりをしても駄目。結局、Web Starが壊れたという何とも情けない結果に唖然、謝ることを知らないニューヨーカーも今回ばかりは低姿勢、新しいWeb Starと交換しPCが復旧します。
携帯電話とPCを繋ぐことも可能ですが、2年前の悪夢が甦ります。18万円の請求がトラウマになっています。携帯電話会社が謳う“定額”の意味が未だによくわからない私です。
昨晩ふらっと立ち寄ったミッドタウンのサッポロ・ラーメン屋さん。やっぱりここはアメリカでした。味噌味を注文しますが味噌の味が甘いこと甘いこと。甘めの味噌は日本にもあります。でもニューヨークの味噌ラーメンは砂糖をたっぷり混ぜたような“格別”な味でした。でも完食してします。ああ、悲し。
翌日、CCインターナショナルの小池氏の誘いで韓国豆腐料理屋さんに足を運びました。ニューヨークに来てまで豆腐?などと思っていた私でしたが絶品豆腐鍋に感激です。ニュージャージー州フォート・リー(Fort Lee)、マンハッタンから20分の距離にあるSo Kong Dong(ソ・コン・ドン)という豆腐スープ専門店です。夕方5時ですが店の前には行列ができています。
唐辛子味のスープに豆腐が入ったスープは鉄鍋に入っていてアツアツ、あっさりしたダシは日本人好みの味に仕上がっています。釜で炊いた炊き立てのご飯種類、4種類の前菜がついて$8はお値打ちです。絶対おすすめのお店です。
TJ塾長とビジネスランチの待ち合わせをします。道に迷うことなく指定レストランに到着することができました。携帯メールはほんとうに便利ですね。アパーウェストのフランス料理屋での待ち合わせです。私はネクタイ着用、TJはラフな服装にサングラス、タイなしのTJを始めて見ました。
来月ニューヨークで開催するイベントの話に花が咲きます。
10年も20年も進んでいるアメリカの弁力事情。そのノウハウをできるだけ早く日本に“移植”し、話し方スクール全体の底上げをしたいと我々は考えています。マナーやアガリばかりに偏りがちな現状から脱し、真の弁力開眼が実現できるスクールが増えてもらいたいと願っています。
日本の英語教育も改革が必要です。英語の授業を英語で行うことに抵抗しているのは生徒ではなく“英語の先生たち”です。日本語で英語を勉強したほうが分かりやすいというのは詭弁でしかありません。英語が話せない人が英語の先生をし続けられている今の日本の状況。変えなければなりません。
弁塾のニューヨーク校が来月の26日に開講することが正式に決まりました。日本語と英語の双方から弁力指導を行う方針は日本校と同様です。TJ塾長主宰のメディア・トレーニング・ワールドワイド校との提携イベントやワークショップ講座も随時開催する予定です。私自身、これまで以上に渡米の機会を増やし日本的発想法の素晴らしさを世界に発信していきたいと考えています。
思えば今から25年前、初めて渡米した際にサンフランシスコの書店で出会った1冊のスピーチ本、この本との出会いが私の弁力研究に火をつけました。スピーチのトレーニング法に一定の法則があることを初めて知った衝撃は今でも鮮明に覚えています。スピーチは生まれ持った能力ではなくトレーニングすることによって開花するものなのです。TJ塾長も私も口数少ない少年だったという事実がそのことを物語っています。
日本が真の国際化を図るには英語力の底上げと弁力向上が急務です。アジアの中ではインド、シンガポール、韓国が弁力研究で一歩リードしています。日本も負けるわけにはいきません。
ミネアポリス経由でホノルルに戻ります。ゴールデンウィークが終わったこともありワイキキ周辺のコンドミニアムは選び放題。1ベッドルームのオーシャンビューが105ドルですからニューヨークと比べると破格です。
久々にハワイアン・ジョイの松本さんと面会、ホノルルの不動産情報を教えていただきました。ハレクラニに近い地区は今、新しいコンドミニアムの建築ラッシュです。最近、建てられたハワイの高層マンションには安全上の理由からかラナイが設置されていません。ガラス張りのお部屋は見栄えはいいのですが外の風を感じることができないのが難点です。
アラモアナ近くのマカイ・マーケットで食材を買い込みます。マグロのお刺身や納豆、味噌、果物等など、ワイキキ周辺よりも2、3割安く購入することができます。今晩は和食尽くしのディナーをラナイで頂くことにします。
ワイキキ西側のカピオラニ公園の先にホテルオオクラがあります。古いホテルなため敬遠する人が多いのですがオン・ザ・ビーチでいただく朝食は格別です。
朝食後、アラワイゴルフコース、打ちっぱなしで汗を流します。かごイ一杯分のボールが2ドル50セント、財布の小銭でゴルフが楽しめるのが魅力です。アメリカのゴルフは格安です。
弁塾ニューヨーク校の質問をたくさんいただきました。私は引き続き日本に滞在しこれまで通り国内で指導を行います。ただ、メディア・トレーニング・ワールドワイド社のスピーチワークショップ等のイベントには参加しますのでその期間だけ渡米することになります。4ヶ月先までの塾長スケジュールは公開していますのでご安心ください。ニューヨークでの指導は英語のみ、日本語による弁力指導は行いません。将来的にはニューヨークのスタッフを日本に招集したスペシャルセミナーや講演会も行っていきます。6月26日のニューヨーク校開講に向けてホームページも刷新する予定です。ご期待ください。
NW21便で成田に向います。
航空業界は確実にペーパーレスの時代に入っています。ノートパソコンの画面から航空会社のHPにログインすれば座席の指定から便の変更、決済等まで簡単に行える時代になりました。画面上でチェックイン、ボーディング・パスをプリントアウトすれば当日はゲートに直行するだけです。
地上と電話交信ができるようになった頃、機内から意味もなく電話をかけていたのが懐かしい今日この頃です。
Eメール送信やインターネットアクセスもスムーズです。機内からexpedia .comにアクセスし次の便とホテルを予約することも簡単です。座席の進化も目を見張るものがあります。ただ広いだけのビジネスクラスからでフルフラットシートが当たり前の時代になりました。悪名高かった米国系航空会社の機内食でさえ今や着実に進歩しています。航空機は今や移動可能なオフィスなりました。
午後6時、定刻より30分早く成田に到着、渋滞もなく都内まで60分で戻ることができました。午後8時、Enpedia.comで予約した渋谷エクセル東急にチェツクイン、部屋の狭さに少々、落胆します。海外のサイトから東京の一流ホテルを予約すると$400が相場です。東急は半額以下。文句は言えません。
午後9時に以前指導した生徒さんと久々の面会、立派な営業マンに変身していました。成長した生徒さんと再会するのは喜びでもあります。午後11時、親友の宮崎君も合流しニューヨーク談義に花が咲きます。
小腹が好きましたが渋谷の街に出る気力がありません。時差ぼけはいつものことです。ルームサービスで軽食を頼みます。アメリカ感覚からするとピザもサンドイッチもサイズが小ぶりです。不味いとは言いませんがコンビニ以下の味にはガッカリしました。ノリの悪い接客に二度ビックリです。
結局、眠ることなく朝7時にチェックアウト、眩しい朝日をあびながらの帰宅です。
帰国してすぐに飛び込んできたニュース、それは親子間の悲惨な事件でした。予備軍が日本社会に潜んでいるのかと考えるだけで憂鬱(depressed)な気持ちになります。
日本人の顔から笑顔が少なくなっているような気がします。海外から成田に帰ってきたときに私が最近抱く印象です。元々、無表情な日本人の顔から笑顔が消えると不気味な印象すら抱いてしまいます。
親が子を殺し、子が親を殺す国が美しい国であるはずがありません。アメリカも病んで(suffering)います。しかし、家族間の殺人は稀有だと聞きます。
恐ろしい行動に走る若者の背後に隠された闇の部分に正面から光を当て徹底的に議論する必要があると痛感します。
今日は早めに帰宅し家族とはいったい何なのか、我が家で話し合おうと思います。
ネクタイ選びに悩んでいる方も多いと思います。実は私もその一人です。時間に余裕のあるときほど選ぶのに時間がかかります。
デザイナーはネクタイが映えるようデザインに凝ります。当然です。最先端のデザインを大胆に使い購買意欲をかきたてようとします。ここが落とし穴です。
主役は一体誰なのか? 冷静に考えてみましょう。ネクタイは主役ではありません。主役は話し手であるアナタです。アナタがネクタイに負けていては本末転倒です。凝ったネクタイはコミュニケーションの障害(noise)になる可能性があります。私個人は柄物が好きですが真似をしないほうがいいでしょう。
ジャケットにマッチするシンプルなものがスピーチには合います。無地にこだわる必要はありませんが主役はあくまでアナタ自身なのです。
「仁義を切らず不信感。上司に相談(consult)することもなく一方的。一体何を考えているのか」。参院選出馬のためテレビ朝日を退社した丸山珠代アナウンサーに対する社内の反応です。
“同じ釜の飯を食った同士”が一人だけ抜け駆けすることを許さない体質。日本的です。彼女のキャリアアップを讃える懐の深さは日本人にないのでしょうか。
私もサラリーマン生活を経験しました。辞表(resign)を出したのが暮れの12月。実際に辞めたのは翌年の5月でした。同期の一部からは「人として許せない」とまで罵られ、逃げるようにして学研を辞めたのです。少し大袈裟ですがこれが自由と民主主義を謳う国なのか、大いに疑問です。
人の幸せを喜び、そして自分も幸せになる。こんな簡単なことさえ実現できない日本。この国で生きていくには特殊な才能と技が必要なのかも知れません。負けるな丸山アナ!
仙石原の弁塾館を手放して以降、箱根ビラにお世話になっています。宮城野の森に新弁塾館建築の土地を購入したもののログハウス建築の予定が変更になり、その後、新たな協力者を求めて施工業者さんと交渉を続けてきました。ついに正式な契約が結べる運びとなりました。
もともと地盤が堅固な土地ですがあえて耐震を重視し鉄筋鉄骨の建物を選択します。独立した2ベッドルームとは別に2部屋用意、吹き抜けのリビングスペースも用意されています。天井の高さは5メートル、どの部屋からも箱根の森が見えるこだわり設計です。バス・トイレはベットルーム内に設置しているのでプライバシーが守られるレイアウトになっています。お風呂はもちろん箱根の温泉です。キッチンから吹き抜け上部には卓球部屋も用意しました。
中庭スペースに設置する予定の足湯につかりながら生徒さんと歓談する日は間もなくです。
手洗い場の蛇口一式、緊急脱出用のハンマー、その他備品の持ち去りが勃発している中国の弾丸列車。こんな話を聞けば中国に悪いイメージを抱く人たちが増えるのも当然でしょう。一部の心無い人たちの行動が全体のイメージとして定着(fixed)してしまうこと、これが最も恐ろしいことです。
劇的な経済発展をする中国ですがマナー全般に対する教育がかなり遅れているというのが真実だと思います。
「日本人はそんなことはしない」などと反論される方もいるかも知れません。昭和30年台には日本でも同じようなことが起きていたのです。航空機内での日本人のマナーの悪さが国際的に問題になった時代もありました。中国を擁護するわけではありませんが、全ては教育次第なのです。
中国全体のマナーが国際水準に達するまではもう少しだけ時間がかかりそうです。
買わなければ当たり、買えば外れる。これが馬券購入に当てはまる法則です。
人生はどうでしょうか。迷ったらとりあえずトライしてみる。結果がダメなら次の手を考える。迷った挙句、ヤメルと後悔(repent)することの多いこと多いこと。だから私は、失敗を覚悟で何でもトライすることにしています。
大学中退がブームのようです。辞めるのは自由です。しかし、辞めれば人生が開けるかといえばそうでもありません。では、辞めないで卒業すればいいかといえば、そうも言い切れません。要は、辞めるかどうかではなく本人の生き方が問題なのです。
今日行われたオークス。「2番のデコルトで鉄板だ」と家族に言い残し私は大阪出張に向いました。でも、馬券は買っていません。ホテルにチェックインしてテレビをつけるとアラアラ2番が鼻差で勝利。私の“競馬人生”はダメダメです。本人の生き方に問題あり?
新幹線の車内販売でも弁力が大切です。とくにお腹が空いているわけでもないのに買いたくなってしまう販売員。それは
①ゆっくり歩く
②アイコンタクトが上手
③艶のある声が出る
④手際のよさ
⑤笑顔
これら5つのポイントをクリアーしている人です。
一流の販売員は私がお弁当や飲み物を購入した直後、周りに座っている別の客にも素早くアイコンタクトをおくります。私が“サクラ”の役割を果すわけです。
売れない販売員はとにかく歩くスピードが早すぎます。新幹線だから? 声をかけようかな、と思っていても遠くに行ってしまっては恥ずかしくて声がかけられません。
「接客が上手ですね」と声をかけてあげると笑顔で丁寧に挨拶をしてくれた販売員。こんな人はますます輝きを増すのです。
人気低迷が続いていた男子ゴルフ界に、夢のような救世主が現れました。石川遼君15歳です。
完成されているのはゴルフだけではありません。『感謝の気持ちを忘れず、てんぐになりたくない』 という“弁”は15歳とは思えないほど完成されています。
弁塾では幅広い年齢層の生徒さんが勉強しています。思うに“年齢相応の弁”というものがあるような気がします。
弁力はイコールその人です。あまりにも完成されていると逆に魅力に欠けてしまうものです。話し方は十人十色、それぞれに個性があってしかるべきだと思うのです。若者は多少荒削りでいい、これが私の考えです。
沖縄海邦銀行が子どもの人数に応じて金利を優遇する商品を発売します。いいことだと思います。
住宅ローンの返済に追われ気づいてみたら定年。こんな親たちを見ていた若い世代(generation)が子どもを育てることに積極的になれないのも分かる気がします。
“一城の主”というキャッチ・フレーズに踊らされ、結果、儲かったのは“主”よりも銀行です。家を建てることが悪いとはいいませんが、それが人生の目標のようなムードには僕は抵抗があります。
現地ニューヨークの中原氏が郊外(suburb)に小屋を買いました。8エーカーといわれてもあまりピンときません。約1万坪でしょうか、羨ましい限りです。週末には“小屋”まで車を走らせハンテイングを楽しむライフスタイルだそうです。
平安時代の貴族たちは肉体労働をせず優雅な暮らしをしていました。衣類に関しても養老の衣服令で定められた伝統(tradition)を守っていました。この時代から地方の農民の中から武士が登場するようになります。
武士とはいえ彼らの生活は公家とは異なるものでした。普段の生活は農作業、衣類はもちろん履物も貴族たちが身につけているものより活動しやすいものが求められました。
そこで、誕生した履物が草履(ぞうり)や草鞋(わらじ)です。しっかり大地を踏みしめて歩くことが出来るため武士にとっては必需品だったのです。
『ニューヨーク・タイムズ』が松坂、岡島らが愛用する5本指に分かれた靴下に触れ、その利点を紹介しています。快進撃を続けるレッドソックスの間で流行しつつある5本指ソックス、“弱小ヤンキース”の面々も履いてみてはいかがでしょうか。
製紙大手各社が6月から一斉にティッシュを値上げします。
ティッシュが欲しければ繁華街を歩けば即ゲット。こんな国は日本だけです。今回の値上げは10%程度になりそうですがティッシュや紙はもともとが超安値。文句を言う人はいないかも知れません。
さて、塾ではプリントを大量に使います。書き損じた紙はすぐに捨てて(throw away)しまう今の子どもたち。息子の小学校では紙の大切を教えています。手軽に入手できるモノを大切にせよ、と説いても息子にはピンとこないのでしょう。仕事がら私も紙を大量に使います。見るからに無駄な使い方をする私がまず襟を正さなければなりません。「紙は木からできるんだよ」。「ああ、そうなんだ」で会話が終わってしまいます。
タバコやお酒に課税するならこの際、紙にも課税して資源の大切さを考えるもの一案?
清水成駿(せいしゅん)という男。知る人ぞ知る競馬の超穴予想家です。人気薄の馬でも敢然と本命を打つ“孤独の◎”。スポーツ紙東スポに毎週土曜に掲載されているコラム『馬単三国志』は私自身愛読しています。この清水、実は私の大学の先輩にあたるため我が家では“清水大先生”と呼んでいます。
さて、明日は年に一度の日本ダービーです。相撲では白鵬(ホウ)が優勝を決め、ダービーは⑮番フサイチ“ホウ”オウが本命?などと単純な私でしたが大先生の予想は牝馬ウォッカ。鉄板だとか。
よっし!⑮→③で勝負、と心を決めた私に出張中の妻から「⑧ドリームジャーニー」がいいよ、などとメールが入ります。競馬を知らないお婆ちゃんまで登場、全部買ったら当たるよなどとボケたことを言っています。挙句の果てには小学生の息子まで参戦? パパより清水先生のほうが信じられるなどと生意気なことを言う始末。さてさて、結末はいかに?
今週は箱根での合宿が続いたため5日ぶりの帰宅です。玄関に入るとクラッカーの音・音・音!トンガリ帽子をかぶった息子が「パンパパカーン」と上機嫌です。エッ、誰かの誕生日だっけ?
謎が解けました。出張中の妻がダービーを当てたのです。アレ。彼女は⑦番のドリームジャーニーが本命だったのでは? アレアレ?
どうやらレース直前に気が変わり、清水大先生推奨の③番ウォッカから総流し、97万円をゲットしたのです。自分の買う馬券は誰にも言わない、これが勝利の鉄則なのでしょう。
私にはギャンブル運がありません。自分の予想をペラペラ喋ってしまいますから。
的中の前祝ということで我が家は焼肉パーティー、息子も祖母も上機嫌の日曜日でした。