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麻生太郎外相(foreign minister)は今日のサンデープロジェクトの番組で自衛隊のイラク撤退(withdrawal)の時期が秋以降にずれ込む可能性を示唆しました。これを受け、さっそくUSA Todayが記事を取り上げています。日本がアメリカのメディアで取り上げられること自体稀ですがイラク情勢に関しては例外(exception)のようです。
記事の内容は大筋で外相の意図を反映したものですがイラク新政府が安定(stability)するまでは駐留し続けるという含みで記事が書かれているのが印象的です。「安定してから撤退」と「安定するまでは駐留し続ける」では読者の受ける印象はかなり違うはずです。
政治家の発言は即、英語に翻訳され世界に発信される時代です。日本語自体が曖昧さを含む言語なだけに外相はもよくよく注意をした発言をしなければなりませんでした。
MLBが今日から開幕、日本人選手の活躍が期待できます。海外セミナーや取材でNYを訪れる際には必ずヤンキースタジアムで観戦します。マンハッタンから球場に向かう地下鉄はヤンキーズファンで占拠、観光客でも迷うことはありません。
試合開始前にアメリカの国歌(national anthem)が斉唱、素直な気持で愛国心を表現する態度は美しいものです。座っている人は一人もいません。愛国心と第二次大戦をリンクさせて考える日本の傾向は改めるべきだと感じます。
メジャーの球場はバックネット以外ネットが張られていません。フィールドまでの距離が短く間近に選手を見ることができます。危険だという理由で日本の球場はネットが張られています。アメリカは自己責任の国です。危険は自分で回避する、あるいは危険だと思う人は二階で観戦するという暗黙の了解(unspoken agreement)があるそうです。
バトル海を挟んでスウエーデンの東方に位置するエストニア共和国。1991年ソビエト連邦から独立(independent)、九州と沖縄を足したほどの国土に150万人ほどの人(population)が暮らす小さな国です。箱根にある弁塾館のログハウスはエストニアから輸入(import)された木材を使用しています。良質な針葉樹の宝庫、豊かな水資源と北欧特有の自然環境が育んだ木材はヨーロッパでも認められる品質を誇ります。
この夏、弁塾館の建て増し(extension)をすることにしました。増設後には20名程度が宿泊できる本格的なログハウスが誕生、これまでに増して様々なイベントが可能になります。香りのすばらしさ、感触の良さ、安らぎ、こんな意見が多いのは人に優しい自然素材である木材が持つ大きな魅力だと思います。都会のオフィスで日々パソコンの画面を見て仕事をなさっている方はいつでもご連絡ください。
東京都品川区立の日野学園で本年度から小中一貫教育が始まります。品川区は昨年の8月に「小中一貫特区」として認定され他のすべての区立小・中学校が小中一貫を進めていきます。
「外国文化を受け入れコミュニケーション能力を身につける」というカリキュラム内容に私は注目しています。小学レベルでは英語をペラペラに話す必要はありません。ましてや我が息子の小学校のように発音記号を書かせる必要もありません。世界には日本的な価値観(values)とは異なる様々な文化がありそれらの文化圏と歩調を合わせて地球に暮らす意義を唱えることが大切です。
島国の民族はとかく排他的(exclusive)になりがちです。英語を話すことが最終目的なのではなく、英語を通じて様々な文化の理解が深まれば小学校の英語教育は大成功だと思います。
民主党の党首選がいよいよ始まります。日本の民主政治を振り返ってみてもこれほど滑稽な政党はありません。どんなドタバタ劇を演じてくれるのか楽しみですらあります。今朝のテレビ番組で小沢元副代表は「選挙前に人事のことを話すのはいかがなものか」と発言、相も変らぬコメントにうんざりしたのは私だけでしょうか。
質問は「代表になったら管氏を幹事長にするのか?」というものでした。どうしてイエスかノーかで答えられないのでしょうか。曖昧(ambiguity)さも日本語の美徳(virtue)ではありますが、民主党のこの危機を劇的に乗り越えるには小沢氏自身が変わったという印象を演出するべきでしょう。昨晩の記者会見も原稿を棒読みするに等しい話し方でした。
今月21日から本年度2回目の「海外英語研修セミナー」が開催されます。ニューヨーク組とマウイ組それぞれが準備に大忙し、事務局は日本語禁止、独特の雰囲気に包まれています。
弁塾の海外研修は事前学習が自慢です。想定する会話表現は事前に徹底的に暗記、覚えるまで家に帰しません。渡航当日には日常会話なら誰でもこなせるようになります。
ニューヨーク組はミュージカル『オペラ座の怪人』(Phantom of the Opera)の台詞を全て暗唱(memorize)、マウイ組はスキューバ・ダイビングの講習を英語で受講するための表現を暗唱します。学習ノルマを達成した人だけに航空券が渡されるという厳しさだけに皆真剣です。中には有給休暇(paid vacation)をとって事前学習に駆けつける兵もいて、頼もしい限りです。
古くから日本人に愛され続けている温泉(hot spring)。もともと温泉とは湯治療法のことを意味していました。江戸の時代から人々は肉体労働(manual labor)の疲れを癒すために温泉に日々通ったといいます。
湧出量の不足(shortage)を補うため、あるいは枯渇(exhausted)を恐れてか循環式の温泉施設が多数あります。源泉に水道水を足しただけ、あるいはお湯をろ過して浴槽に戻すだけの温泉宿もあります。これでは効能は期待できません。温泉は生きています。温泉は地上に出たとたんに老化が始まるためかけ流しでなければ意味がありません。
箱根弁塾の近隣にも温泉宿が多数あります。温泉に対する消費者の眼が厳しくなった昨今、循環式で顧客を騙し続けてきた温泉宿は宿泊客激減に喘いでいるようです。本格的なネット社会の到来で不都合な情報のみを隠し続けることはできない時代になりました。
スピーチ・コミュニケーションの分野でcredibilityという専門用語があります。「話し手に対する聞き手の信頼度」という意味です。credibilityはスピーチの評価に大きな影響を与えます。信頼されている話し手は聞き手を説得(persuade)・鼓舞(inspire)することが比較的容易にできます。いっぽうcredibilityに欠ける話し手は抜群の話術でスピーチを展開しない限り聞き手に受け入れてもらうことはできません。
新党首に決まった小沢氏に党の再生はできるのでしょうか。彼の政治的手腕を論じるつもりはありません。しかし7日午後の立会演説会での小沢氏の発言内容には正直失望しました。とってつけたような映画『山猫』のせりふを引用しましたが、この程度でイメージを変えようとする姿勢自体、だめダメ民主党らしさを醸し出しています。「自分は話が下手」などと発言して謙虚さをアピールしようとしているのでしょうが、下手なら上手くなるよう努力すべきではないでしょうか。この点、彼の「私自身が変わる」という発言には信憑性の微塵も感じられませんでした。
先週の土曜日、中国上海でRolling Stonesのコンサートが行われました。グループ結成44年目で初の中国ツアーでした。
最も高価なS席が370ドル、ペアで足を運べば平均的な上海市民のほぼ月給に等しい価格のため完売には至りませんでした。見込み違いだったのがダフ屋(scalper)の集団です。プレミアを見込んで大量購入したチケットは売れずじまい。開演直前には値下げしたチケットを求めるファンの行列ができたようです。
中国では初詣にもダフ屋が横行します。元旦のお寺の前は群集で埋め尽くされます。日本の満員電車以上の混雑振りに唖然とします。正規の窓口で5元の入場券を買うにも数時間待ちは覚悟しなければなりません。ダフ屋から80元でチケットを購入し妻と参拝したことを覚えています。
中国政府の検閲(censorship)もありBrown SugarやHonky Tonk Womanが演奏されなかったのは残念です。なかなか文化的先進国に変わりきれない中国と民主党がタブって見えるのは私だけでしょうか。
弁塾のメール相談で最も多いのが緊張(nervousness)に関するものです。アメリカ人のアンケート調査の結果も同様で恐れるもの第1位は「スピーチ」、「高さ」や「蛇」なども上位にランキングされています。意外なのは「死」に対する恐怖心が第14位という結果です。どうして人は聴衆の前で話をすることに恐怖心を感じるのでしょうか。
Georgia大学のCharles R.Gruner教授は「聞き手の評価を過剰に気にしすぎることが緊張の原因」と著書の中で説明しています。
この観点から考えれば緊張は矯正治療する性質のものではないことが分かります。誰でも人からよく思われたいという気持はあるでしょう。ただ、その気持にばかりとらわれてしまうと緊張という呪縛から逃れることはできません。スピーチ・コミュニケーションの王道である弁力向上に日々努めることが大切となるわけです。
民主党の小宮山洋子議員他4名が「小児医療提供体制」に関する法案を提出しました。頻発する小児医療ミスの現状を考えると早急な対応策が求められます。
今から5年前の晴れた土曜日のことです。横浜方面にドライブに向かう車中、頭が割れそうに痛いと息子が訴え始めたのです。救急車(ambulance)はすぐに到着しましたが小児対応の病院がなかなか見つかりません。横浜市内の病院はすべてNG、大船にある病院に搬送されました。
息子の体調は搬送中に回復、大事には至りませんでしたが救急車が到着してから大船までおよそ二時間を要したのでした。幼児は容態が急変することが多く、受け入れてくれる病院が少ないのが現状のようです。
その息子も今年で9歳。救急車での「ドライブ」は懐かしい思い出のようです。
vague the questionという言い方があります。「明確な回答を避ける」という意味です。質問に対してストレートに回答することはグローバル時代における会話の鉄則です。
来日中のヒル米国務次官補は牛肉の早期輸入再開を要求し、「どうして神経質になるのか」とコメント、いっぽう河相外務省北米局長は「消費者の理解を得ることが重要」と回答しました。これでは会話がかみ合いません。日本人が神経質かどうかはさておき、「どうして」(why?)と、聞いているわけですから「理由」(reason)を述べればいいわけです。消費者ウンヌンの返答では「議論を避けている」、「問題解決をしようとしない」と思われても仕方がありません。
「どうして沖縄に神経質になるのか」とヒル次官補に聞いてみたい気がします。
基本法改正案の後半に「他国を尊重し、国際社会の平和と発展に寄与する態度を養う」という文言があります。島国日本はどうしても「自」と「他」にこだわりたいようです。「国際社会」という言い方は日本では定着していますがinternational societyと英訳しても欧米人にはピンと来ないようです。日本と他国が遊離したニュアンスを感じさせるからです。「ガイジン」という言い方も外国人には不評です。
「愛国心」ウンヌンの議論にも抵抗を感じます。愛国心を表明することに一瞬でも躊躇う人がどうして外国を愛せるのでしょうか。もっと気楽に、もっと素直な姿勢で母国を愛したいものです。「愛国心」という言葉が戦前を連想させるのは事実でしょうが、だからといって「愛国心」という言葉を悪者扱いするのはよくありません。
「万国を尊重し、地球の発展と平和にすすんで寄与する態度を養う」という言い方を私は提案したいと思います。皆様のご意見をお待ちしています。
ミネアポリス経由でJFK国際空港に到着しました。雨のニューヨークは初体験です。新空港が出来る以前のJFKは薄暗く白タクの客引きがウロウロしていました。今ではタクシー乗り場前に警備員が立ち世界の旅行者をサポートしています。
マンハッタン内であればどのホテルでも45ドルの一律料金(flat rate)です。迂回される心配もありません。ただ、ホテル名を言っても場所がわからない運転手が多く住所を正確に伝えます。大きな荷物がなければ地下鉄を使ってマンハッタンに入ると安上がりです。2ドルで済みます。24時間営業です。以前の地下鉄は車両が落書きだらけで危険な匂いが漂っていました。今では日本と同じようにステンレス製の車両に変わり日本の地下鉄と雰囲気は変わりません。ジュリアーニ市長の時代以降ニューヨークは安全になりました。
運命の日がやって来ました。『オペラ座の怪人』(Phantom of the Opera)を今晩、観劇します。3ヶ月かけて全台詞を暗誦した弁塾のメンバー全員に拍手を贈りたいと思います。
ブロードウェイ・ミュージカルの台詞を最初から最後まで暗誦する海外英語研修セミナーは弁塾だけでしょう。こんなマニアックな合宿が10年以上も続いているのです。Majestic劇場は我々にとって正に聖地とさえ言えます。
台詞を暗記してPhantomを観る感動は体験した人のみに与えられる特権かも知れません。「生きる喜びを初めて体感した」という生徒の声も大袈裟ではありません。
歴代怪人役の中でもbest of Phantomと評価されているHoward McGillinが昨秋から復帰、ロングラン最長記録はまだまだ続きそうです。さあ、私もドレスアップして今から劇場に向かいます。
「Babe Ruthが建てた家」と呼ばれるYankeeスタジアムも3年後に取り壊されます。MLBの球場(ball park)はバックネット以外、フェンスもネットもないためファウルボールがドンドン飛んできます。時折負傷者が出るそうですが死亡例は無いそうです。素手でキャッチした人は拍手喝采され、取りそこなった人にはブーイングが浴びせられます。
お馴染みのNとYのロゴマークはガラス細工職人のティファニーによるデザインです。球場のアナウンス、オルゴールでの音楽は全て生演奏、87歳のおじいさんが担当しているそうです。日本では押し出しの1点は盛り上がりませんがヤンキーズファンは熱狂的です。テロ以降、7thインニングの前にGod Save Americaが演奏されます。アメリカ人が一致団結する瞬間です。今日は9対1でヤンキーズが圧勝しました。Metsも好調でMLBから目が離せません。
ハーレム(Harlem)の再開発がすすんでいます。Clinton元大統領のオフィスがこの地区に移動したこともあり以前のような危険なイメージはありません。ただ、裏通りにはまだまだ廃墟も多く、不慣れな一人歩きは控えるべきでしょう。この地区には様々な建築様式の教会が300件以上立ち並んでいます。地震の危険が少ないため100年以上前の建築物がたくさん残っています。昼間の散策をぜひお勧めします。
カラフルなTシャツが10着で1ドル99セント等、衣料品の値段が安いのに驚きます。非白人の多くは年収300万円以下で生計を立てているらしく、再開発による家賃の高騰が社会問題になっています。歴然とした格差社会がここにはあります。それでも笑顔を絶やさない黒人(native African)たちの姿にある種の感銘を受けるのは私だけでしょうか。
非常識が常識になってしまうのがアメリカです。マンハッタン内は常に大渋滞(heavy jam)、僅かな隙間があればどんどん割り込んできます。バンパーに接触してもお構い無し。I’m sorryと言ったらその人が負けです。窓口で購入したチケットの座席が違っているなど日常茶飯事(does happen)、後から文句を言っても取り合ってはくれません。酒場での支払いは前払いがルール、チップも弾まないと注文した料理もなかなかやってきません。一流ホテルは別としてチップ無しではベッドメイキングもしてくれません。部屋から物がなくなってもホテル側は対応してくれません。全てが自己責任のお国柄です。弁力の無い人は生きてはいけません。日本の学校で学んだことが全くといっていいほど通用しないニューヨーク。だからこそ無理やりにでも日本語が使えない環境に身を置くことが大切なのです。英会話は誰でも上手になります。
ニューヨークでの研修も無事終了、マウイ組と合流するまでの2日間、研修はお休みです。全日程の研修に参加しているお二人の方とTorontoまでやって来ました。さっそくレンタカーを借りてドライブです。渋滞(jam)を抜けるとオンタリオ湖(Lake Ontario)が見えてきました。東西310キロ、南北85キロに広がるこの湖は日本の四国4県とほぼ同じ大きさです。それでも五大湖の中では最も小さい湖で世界では14番目の大きさだそうです。
約2時間のドライブを終えるとNiagaraの滝(Fall)に到着しました。滝の真上にかかる大きな虹が私たちを出迎えてくれました。滞在ホテルの中にはカジノ(casino)がありますがマウイ島研修をひかえているため我慢することにします。残念!
ニューヨークでの研修も無事終了、マウイ組と合流するまでの2日間、研修はお休みです。全日程の研修に参加しているお二人の方とTorontoまで来ました。さっそくレンタカーを借りてドライブです。渋滞(jam)を抜けるとオンタリオ湖(Lake Ontario)が見えてきました。東西310キロ、南北85キロに広がるこの湖は日本の四国4県とほぼ同じ大きさです。それでも五大湖の中では最も小さい湖で世界では14番目の大きさだそうです。
約2時間のドライブを終えるとNiagaraの滝(Fall)に到着しました。滝の真上にかかる大きな虹が私たちを出迎えてくれます。滞在ホテルの中にはカジノ(casino)がありますがマウイ島研修をひかえているため我慢することにします。残念!
Detroit国際空港に到着しました。コンコースAだけでも97のゲートがあります。とにかく巨大です。横長のターミナルは左右3キロの長さがあり移動にはモノレール(express tram)を利用します。アメリカの空港はすべて禁煙(smoke free airport)ですがスポーツバーでは唯一喫煙が可能、愛煙家は皆ここで時間をつぶすことになります。マルボロライトが1箱800円前後のアメリカでは喫煙率が10%を下回るのも時間も問題でしょう。
タバコのパッケージには「喫煙はガンを誘発します」と直接的な表現が使われています。「健康を害する恐れがある」という曖昧な表現をしているどこかの国とは大違いです。私のようにタバコがやめられないような人間は精神科に通院して治療しなければならないそうです。それでもタバコくらいは気楽に吸いたいと思っている私です。