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日本では演説は面白くないもの、と思い込んでいる人が大多数だと思います。私自身、街頭演説を聞く機会が多いのですがどれも面白くないのはたしかです。石原氏もテレビ討論ではなかなかの弁力を発揮しますが街頭演説になると平凡です。
“面白さ”とは笑わすことだけではありません。鼓舞(inspire)、説得(persuade)、激励(stimulate)すること、これが演説の肝であり弁力の真髄なのです。その点、小泉元首相や故田中角栄元首相は優れていました。演説自体が「面白い」のです。元気やヤル気がミルミル沸いてきて頑張ろうという気持になれるのです。演説が面白ければ選挙戦自体が面白くなります。宮崎県知事選がその例でした。
ネットやメールがコミュニケーションのツールになった今。肉声がより大切な時代になりました。思わぬ落選を強いられた候補者は例外なく演説がダメです。野党よりも与党、与党よりも無党派層を動かす道具、それが弁力です。
public speakingを「演説」と訳した福澤諭吉。今の日本を考えているでしょうか。
箱根全体が霧(mist)に包まれています。宮城野から仙石原まで車を走らせます。対向車のライトが霧を照らしエイリアンでも出てきそうな雰囲気。今日はビラが使えないため仙石原のロッジに宿泊します。晴れた日にはお部屋の正面から富士山が見える穴場中の穴場です。
冬場の仙石原は寒すぎて不評でしたが今の時期なら大丈夫? でも今日の寒さは真冬並み。黄砂も降り車の屋根は泥だらけです。
ロッジの源泉は「天然掛け流し」です。宮城野のサラサラ無透明なお湯とは違い仙石原は白色の温泉です。足に浸かるだけで体中がポカポカします。
6月の結婚式シーズンを前にスピーチに関する質問が多くなってきました。ゴーストライターのお仕事はお断りしていますが生徒さんの依頼であれば話は別です。アレヤコレヤと“ネタあわせ”をしていたら朝になってしまいました。
子供の鶯でしょうか、ピョーポペピョと鳴く声が聞こえてきます。
都知事選が盛り上がらないのは残念です。現職を倒すには新人候補の並々ならぬインパクトが大切。浅野氏レベルの“オーラ”では勝てません。黒田氏は庶民性の露出に失敗しました。彼はブルジョアです。吉田氏は共産党の暗いイメージを払拭することに成功、大きく票を伸ばすはずです。その他、“赤点”の面々が続きます。
そんな中、奇抜な候補を見つけました。「有権者諸君!私が戸山恒一である」と語りかける青年です。「日本は潰すしかない」という内容と個性的な声が目を引きます。アマチュアには難しい「間」の取り方、この点でも戸山氏は秀でていました。
荒んだ今の日本の状況。外山氏の「こんな国はもう潰れたほうがいい」という内容に少しばかり共感してしまった私です。
スピーチはインパクトです。この本質を彼は見抜いています。負けること、嫌われることを覚悟で出馬した勇気は立派です。出馬するだけで高級車が買えるお金が飛んでいく選挙。シラケタ都知事選を“盛り上げた”戸山氏の今後に注目したいと思います。
捏造とはインチキです。インチキが発覚したら今度は隠蔽(conceal)。これでは苦情が殺到するのも当然でしょう。データ捏造問題検証番組『私たちは何を間違えたのか 検証・発掘!あるある大辞典』への視聴者の反応です。
反省したふりをして裏でベロを出す行為は断じて許すことはできません。番組に見入った私もバカ(stupid)でした。
莫大な情報が飛び交う今、その処理能力や判断能力が求められる時代です。私も含めテレビを盲信する習慣から脱却しなければなりません。
残念なことに人は映像と音声の刺激には無力です。番組には“お茶の間の顔”も登場、なおさら厄介です。
今日の昼食はコンビニの『華麗(カレー)なるパン』。無意識に買ってしまった私でした。テレビ好き・ドラマ好きの私はどうすればいいのでしょうか?
NOVAの不祥事、会話学校ラドの倒産など今、英会話学校が揺れています。そもそも日本人に英語が必要(indispensable)かどうか日々考えさせられます。 日本で生活する上で英語は必要ありません。英語を“会話”の側面から考えれば必要な人だけ話せればいいことになります。
新宿西口にあるフィニックス英語学院。校内日本語禁止の英会話学校です。ドラマやスピーチ教育も盛んで先生も情熱のある人ばかりです。暗記のチェックや時間外の質問にも気軽に応えてくれます。私はこの学校で高校時代を過ごしました。学生時代に少しだけですが教えた経験もあります。
英語を話せるようになると英語的発想が身につきます。英語のロジック(logic)です。英語を勉強することそれ自体が異文化交流になります。とかく閉鎖的になりがちな日本人にはこれが大切なのです。
英語をファッションと位置づける学校は淘汰され、異文化交流の場と考える学校が生き残る時代がやってきました。
松坂の大活躍でMLBがますます身近なものになってきました。
私が初めてMLBを観たのは今から20年前、メッツが拠点とするNYシェアスタジアムでした。何よりも驚いたのは車椅子(wheelchair)の観客の多さです。1階内野後方のコンソールには白線が引かれています。外野ポール付近まで続く白線内はすべて車椅子専用のスペースなのです。専用スペースは有料ですが格安で購入できます。
スタンド内の移動通路に階段はありません。どの通路もスロープ状になっています。建築段階で車椅子での移動ができるよう設計されているのです。巨大ホール、マディソン・スクエアー・ガーデンの通路もスロープ状になっています。日本は?
地元保育園への入園を一時拒否された青木鈴花ちゃんが小学校に入学しました。おめでとうございます。体が不自由な人、車椅子での生活を余儀なくさせる人たちが住みやすい国、ニッポンを目指さなければなりません。
世の中には様々な価値観(values)があります。感じ方、考え方も人それぞれです。自分の意見と違う人を見つけるとすかさず反論する(argue)人がいます。そして相手の“間違い”を正そうとします。
弁力とは相手を論破することではありません。相手に気持ちよく受け入れてもらうこと、これが弁力の真髄です。
弁塾では信頼度(credibility)のことをCR指数と呼びます。CR指数の高い話し手は労せずして人を動かす(motivate)ことができます。CR指数の低い人ほど論破することに精を出し、そして失敗します。
人と人の触れ合いはディベートではありません。相手を論破し優位に立ちたいと思う人は優越感に浸りたいだけの薄っぺらな人なのです。
弁力の最終形は「無言」だと私は考えています。言葉を使わずともまわりに人が集まってくる。そんな弁士でありたいと私自身、日々努力しているつもりです。
息子が面白いことを言いました。「浅野さんってビクビクしてるみたい。目がキョロキョロしてるね」。目線がキョロキョロする。これは自信(confidence)の無さを表します。浅野氏自身にも色々な迷いがあったのだろうと思いますが一流弁士ならばそれを悟られない演出が必要でした。指摘する人がいなかったのは残念です。
息子がもっと面白いことを言いました。「黒川さんて笑わないね。暗い奴だよ、きっと」。なるほど確かにそうですね。笑わないことはないとは思いますが黒川氏はカメラ目線に無頓着すぎました。笑顔が少なければやはり暗いという印象が強調されてしまいます。
息子が最高に面白いことを言いました。「吉田さんってチョロそうだね。歯医者さんみたい」。これには私も爆笑しました。吉田氏はホンモノの歯医者さんです。吉田氏には都知事としての威厳(dignity)のようなものが欠けていました。いい人だとは思いますが、リーダーにはある程度の“毒”が必要です。
目線が定まり、時には笑い、ある程度の“毒”がある人物。これが石原氏でした。ノンバーバル・コミュニケーションの立場からも都知事選を楽しむことができます。
伊豆下賀茂温泉に伊古奈という老舗旅館があります。女将に新品の枕(pillow)を譲ってもらったのが今から20年前。それ以来、伊古奈の枕が欠かせません。数年毎に取替えています。快眠熟睡は私のトレードマークですが最近、眠りが浅くバテ気味です。伊古奈さんに立ち寄る時期がやってきたようです。
出張の際にも枕を持参する私です。フワフワのベッド、フワフワの毛布が大の苦手、アメリカではまず眠れたためしがありません。柔らかい枕を幾つも重ねた上にマイ枕を置いて寝る準備が完了です。
機内ではさらなる工夫が必要です。ワインのビンを数本注文、それを枕代わりに使うのが最近の習慣です。寝ている合間にアテンダントがビンを片付けてしまうこともしばしば。当然ですね。こんな寝方をするのは私だけでしょう。
ちなみに私の後頭部は真平です。
深夜に箱根から東京に戻りました。車中の移動が唯一の睡眠という強行軍が続きます。背中の痛みが激しく整体師の元に飛び込みます。これ以上働くと命の保障はできない、などと脅かされてしまいました。
人は何のために働くのか。私自身、日ごろから自問自答するテーマです。
私が仕事に入れ込むのはお金が理由ではありません。父が残してくれた家があり、30代で猛烈に働いた貯蓄もあります。車も2台ありますし、会社にも幾つかの不動産があります。
どうしてそんなに働くのか。明快な解答はありません。ただただ血が騒ぐといえば大袈裟ですがそれが正直な感想です。
世の中に寄与したいという気持は年々強くなります。だからといって政治家になる気は毛頭ありません。政治家になるより政治家を“いじめる”ほうに魅力を感じているからです。銀座で飲み明かしたりフェラーリを所有することには全く興味がありません。
さあ、体を揉んでもらったら元気になりました。時刻は深夜2時。明日の朝、また箱根に向います。
箱根は極寒です。雪が積もっている時期より堪えます。いつもは適温の露天風呂、こんな日に限って熱っ。 50℃近くはありそうです。箱根ビラは内湯も温泉です。わざわざ戸外の風呂に入る必要もなにのですが露天が好きな私です。やっぱり温泉掛け流しがいちばんです。
宮城野の囲炉裏屋さんから届いた焼き物と小田原で仕入れた新鮮な魚介類。バーベキューで至極のひと時を過ごします。
ビラで飼っている鳥骨鶏が2羽雛をかえしましたが1羽は行方不明。宮城野の森に消えてしまいました。
弁塾では伝統的に合宿を大切にしています。昼夜生活を共にすることで生徒さんとも信頼関係を築くことができる、それが箱根の魅力です。スタッフや管理人の影の支えがあるからこそ実現できる弁塾の箱根合宿。これからも続けていくつもりです。
5年使ったパスポートが切れ新たに申請のし直しです。住民票は旧住所の杉並区のまま、現住所は大田区です。パスポートを申請すると葉書が送付されその葉書と引き換えに新しいパスポートを受け取ります。ところが転送(transfer)された葉書は無効だと聞き大慌て。急いで転送の解除を行いました。渡航は週明けですが手元にまだパスポートはありません。間に合うかな?
パスポートの写真を見る度に老いてゆく自分が嫌になります。今回はカラーはやめ白黒写真にしました。少しは若く見えることを期待します。
24日の夕刻ホノルル経由でニューヨークに向います。マンハッタンのメディア・トレーニングの塾長と提携の打ち合わせ、講演、ニューヨーク大学での交流会、パーティ等々、分刻みのスケジュールが待っています。松坂やイチロー選手がニューヨークに来る時期と重なりました。息子とスタッフがMLB観戦、私が仕事?最悪のパターンです。唯一残された道はヤンキースタジアムの個室を使用する方法です。MLBを観戦しながらビジネスミーティングが出来るのです。値段?一部屋8000ドルだって。ああ、タメ息!
通常の指導では時間に追われながら淡々とメニューをこなさなければなりません。此処箱根では深夜までゆっくり生徒さんと“議論”をすることができます。
テーマをとくに定めず朝まで“議論”することをブル・セッション(bull session)といいます。一見、無駄な時間にも思えますがそうではありません。お互いの考え、価値観、性格等々、ブル・セッションから得られる収穫は大きいのです。
私の仕事は他人の欠点を指摘することではありません。生徒さんひとり一人が私にとっては宝です。長所は徹底的に活かし、短所があってもその短所をも長所に変えてしまう、それが私の使命なのです。
人の話し方にはそれぞれ個性があります。その個性を“殺す”指導はホンモノの指導ではありません。キラリと光るあなたの隠れた弁力の才能は必ずや開花するはずです。
銃乱射事件の背景にあるコミュニケーション能力の問題。胸が痛みます。この事件を気が狂った一人の男の突発的な犯行だった、で片付けてしまうわけにはいきません。
成功者の目から見ればアメリカは夢のような国です。その華やかさに憧れて(adore)多くの人がアメリカに移民します。現実に横たわるのは白人優位(dominant)の歪んだ“自由社会”です。多くの人がその壁を乗り越えようと必死に生きています。
アメリカ人の弱点。それはアメリカ人自身がアメリカが完璧な社会だと思い込んでいることです。現実は違います。矛盾に満ち溢れている歪(いびつ)な国なのです。
容疑者は韓国籍の若者でした。問題を起こすたびに「中国に帰れ」と苛められて(bully)いたようです。言葉の問題、人種の問題、格差の問題等々、背景は複雑です。容疑者を異端児扱いし追い込んでしまった風土にも問題がある気がします。
暴力が正当化されてはいけませんが、問題が放置され勝者のみに焦点が当てられる社会はいずれ崩壊してしまいます。日本も例外ではありません。合掌。
祖母の墓参りに行ってきました。渡米前には必ず墓参りをすることにしています。大袈裟ですが今年で生誕100歳の祖母です。
東京は田町の大学を卒業、定年まで高校で教鞭をとっていました。俳句を読み新聞に投函することが趣味のハイカラな女性です。
定年後は選挙演説にも真面目に耳を傾け、演説が終わると候補者(candidate)に質問をする“変わり者”でもありました。説教が好きで私はよく叱られたものです。
晩年は日本人の品格の欠如を嘆いていました。祖母によれば日本男子の模範は皇太子だとか。たしかに皇太子のような話し方をする日本人は少なくなってきました。
「あなたの前世はお坊さんかしら」などと言われドキッとさせられることもありました。私のどこがお坊さんなのか未だに謎です。悪徳坊主でないことを祈るばかりです。
NYのホテル代が高騰しています。24日からNYに向いますが現地のホテルがまだ確保できていません。
タイムズ・スクエアーの近くにあるミレニアム・ブロードウェイ。オフシーズンには格安で宿泊することもできますがウェブで検索すると最低価格がなんと$650。税金も入れると1泊8万円以上です。近くのヒルトン・タイムズ・スクエアーはヒルトン系列ではいちばんお洒落な穴場です。ここは1泊税抜き$480。この価格で空がないのですから異常です。
ホテルの価格は需要と供給のバランスで激変するニューヨークですが、これほど高騰するのは珍しい。有名なプラザホテルを検索してみます。さすが超一流ホテル。空がありました。1泊税抜き$2,000。諦めます。
これほど高騰してもNYを訪れる人がいるのです。寝袋を購入してセントラルパークで夜を過ごすことが冗談ではなくなってきました。
ホノルルで1泊してからNYに向います。弁塾ホノルルラウンジの準備を始めて半年が経過、まだ物件は見つかっていません。
ハワイは今、不動産バブルの真っ只中です。本土西海岸やカナダのリタイヤ人口が不動産を求めているからです。テロの影響も不動産価格を押し上げています。
ワイキキ周辺のコンドミニアムの価格は3万ドルから6万ドル前後。日本円で4000万円から8000万円でしょうか、衝動買いができる価格ではありませんね。
近い将来、ハワイを生活の拠点にしようと考えています。NYまで気軽にアクセスできることと気候の良さが理由です。それにはどうしても不動産が必要なのです。
さて、成田のラウンジでNYのホテルを検索してみます。見つかりません。宿泊先が決まらないままNYに向うのはこれが2度目です。最悪のシナリオ。それは提携先マンハッタン・エンターテイメント社のオフィスで寝泊りすること。セントラルパークよりはましか?
眩しい常夏の光が私を迎えてくれます。時差(time Lag)ボケに悩まされるのはいつものこと、最近リノヴェーション(renovation)されたAqua Waveに宿を取ります。夕方6時まで爆睡してしまいました。ホノルル在住の友人と新規オープンした和食割烹、楽(がく)に足を運びます。日頃世話になっている魚屋さんの紹介です。ご主人に挨拶をすると奥の座敷に通されました。
景気のよい板さんの声が響きます。美味しい店は活気が違います。手頃な価格とホンモノの日本の味を求め店内は満席、楽は地元の人たちにも愛されています。形だけの日本料理屋が多い中、楽はお奨めです。日頃お酒を飲まない私もほろ酔い気分でホテルに帰ります。
エクスぺディア(expedia)のサイトを開きNYのホテル事情を検索します。マンハッタンのホテルは諦めブルックリン(brooklin)に宿泊することにします。ブルックリンといえば危険地帯だというイメージがありますが目抜き通りならば大丈夫、ホノルルからミネアポリス経由でJFKに向います。
NW808便でミネアポリスに向います。手狭だったノースウェストの国内線が衣替え、国際線同様、フラットの座席になりました。機内食も以前はラザニア一辺倒でしたが魚かお肉の選択ができるようになっています。ホノルルで航空チケットを発券するだけで価格は半額以下、日本の航空運賃のシステムは変えなければなりません。
8時間のフライトを終え午前6時33分、ミネアポリスに到着です。この空港は全米に移動する人たちのハブ(hub)空港、乗換えを急ぐビジネス客で混雑しています。モニターに映し出される自分の便を確認するだけでたいへんです。ゲートはG9。走ります。
JFKまでは2時間のフライト。ニューヨーカーらしい雰囲気の乗客で機内は満席(fully occupied)です。飛び交う英語を耳にする度に思うこと。それは英語を話すスピードです。日本の学校や英会話スクール等で教えている英語では太刀打ちできません。アレコレ言う間に会話がドンドン進行する、これが本土の英語なのです。
10時30分。JFKに到着。気持を引き締めます。
NY在住の小池先生の案内でブルックリン(Brooklyn)に向います。マンハッタンがニューヨークだと思っている“田舎者”の私にとってこの地に宿泊するのは始めてです。滞在するダウンタウン・ブルックリンはウォール街までは地下鉄で5、6分、治安もよく安心しました。
移動の車中から黒い帽子、黒い服を着て髭を生やしている集団を見かけます。ユダヤ教ハシディズム派に属する人たちの男性の服装です。一見してユダヤ人だとわかる独特の格好をしているのは今やこの派の人たちだけだそうです。
ザガットのピザ部門でトップに輝くグリマルジス・ピツァリアの前を通りますが大行列、スルーします。ニューヨークはどこで食べてもピザが安くて美味しい街です。日本のピザはどうして高いのでしょう。
ヤンキースVSレッド・ソックスのチケットが届きました。松坂登場ですが今日は大雨。晴れそうにありませんがとりあえずヤンキースタジアムに向います。
買ったばかりのコンタクトレンズを自宅に忘れてきました。さてさて、どうしましょう。アメリカでは処方箋(prescription)がなければコンタクトレンズを購入することはできません。アメリカの医療事情は知ってはいても実際に眼科に行ったことはありません。保険なんかきかないよな、などと思いつつ眼科を探します。でも、どこに行けばいい?
ニュージャージーのフォートー・リー(Fort Lee)という町で眼科らしき看板を見つけます。怪しそうな雰囲気ですが選択の余地はありません。これも運命?いくら請求されるか不安な気持で飛び込みます。「予約はしたか?」とさっそく冷たい返事が返ってきます。事情を話すと快く引き受けてくれました。ヤレヤレ。頼りなさそうなおじいさんですが名刺にはジャック博士と書いてあります。失礼失礼。処方に75ドル、デイリーのコンタクト・レンズが3カ月分で120ドル。日本とほぼ同じ価格でしょうか、ホッとしました。
診断の最中にいろいろな会話を楽しむことができました。聞けばジャック博士は日本が好きらしく度々訪日しているとか。日本人はなぜ英語を話さないのか等々、ピントの外れた質問をしてくるジャック先生でした。もしかしてボケていた?