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野菜不足にならないよう週に一度は中華料理を食べることにしています。高級店でリーゾナブルな料理を食べるのが私の流儀(preference)です。
私は六本木の中国飯店が好きです。上海料理の老舗です。フカひれ、蟹などはパス、大人数で食べれば居酒屋と変わりません。デザートも控えます。
車海老の湯葉揚げ、黒酢の酢豚、上海風やきそば、糸瓜(へちま)、小龍包などは本場中国の味ソノママで日本人の口にも合います。
中国人は水餃子を好んで食べます。夕飯で食べ残した水餃子は翌朝になるとブヨブヨで食べられません。それを焼いて食べたのが焼き餃子の始まりだそうです。
中国に行って餃子やしゅうまいばかり食べているとバカにされます。春巻き、シュウマイ、胡麻団子は子供のおやつです。
中国で女性にモテルには条件が二つあるそうです。一つ目は「大食いであること」。そして二つ目は「デブでないこと」。
福澤先生も八月末には中国に行けるかもしれません。
減量作戦実行中、7月末時点でマイナス4キロの減量に成功です!
格闘技はKOで決まらなければ面白くありません。日本中が亀田のKO勝を期待していただけにブーイングが起こるのも当然です。判定も微妙でした。
KO以外はチャンピオンの勝ち、とルールを変えればボクシングファンも増えるのではないでしょか。K1が台頭してきた理由もそこにあります。
日頃のストレスを発散したい観客はKOを望んでいます。3ラウンドであれば選手も全力で戦えるのです。
判定で勝敗を決めるのであればそれなりの基準(criterion)が必要でしょう。「技術面」や「印象」で採点すれば亀田の負けです。「有効パンチ」や「闘争心」では亀田が優っていました。
彼を責めるのは気の毒です。試合が終わった亀田は19歳の少年の表情をしていました。同じ息子を持つ身、頑張った彼を評価したいと思います。
父親と子供の関係が今、希薄になっています。亀田親子のアツイ絆を見ていると力が沸いてきます。
弁塾事務局付近の大崎から品川付近にかけて今、猛スピードで開発がすすんでいます。
品川駅の埠頭(wharf)側はつい最近まで工場や倉庫(warehouse)だらけでした。今ではモダンな超高層マンション次々と建築されています。
部屋からレインボー・ブリッジが見えることが魅力のようです。私の世代(generation)は北向きを嫌いますが、20歳~30歳の世代の人たちは方角を気にしないようです。
事実、海やレインボー・ブジッジが見渡せる(command)北側の部屋は完売、日当たりの良い南側が売れ残っています。
館内の設備はホテル並みです。ラウンジやジムは当たり前、中には室内プールを設けているマンションもあるほどです。
いいことばかりではありません。海側から風が吹けば窓は開きません。火事の不安も残ります。はしご車が届くのはせいぜい15階まででしょう。救助はどうするのか心配してしまいます。地震の問題も無視できません。耐震構造ウンヌンと説明されても揺れて見なければわかりません。
我が家には新築マンションのパンフレットが山積みになっています。
ガソリンが高騰しています。満タンにすると1万円では足りないこともあります。
毎朝自宅で洗車していますがスタンド(gas station)で「洗車はいかがですか?汚れていますよ」などと言われるとムッとします。誰が見てもピカピカじゃ!
給油(filling in)だけではほとんど利益が出ないそうです。小田原でスタンドを経営(run)する友人が泣いています。利益率の高い洗車に力を入れるスタンドが増えています。塗装がしっかりしている最近の車は水洗いで十分だそうです。ポリマー加工をするよりもこまめに水洗いをするほうがダメージは少ないそうです。(友人談)
無料点検をしてくれるスタンドも増えました。点検後に「エンジン・オイルを交換したほうがいいですね」と言われて口論になったこともあります。オイル交換をしたその日に汚れているはずがありません。笑顔のお姉さんによく騙される私です。
そもそも税率が高すぎます。ガソリン1リットルあたり53.8円が税金です。消費税もあるため我々は二重に税金を払っていることになります。
私は平均して月に280リットルのガソリンを使います。年間に18万円以上の税金を払っている計算になります。弁塾やフロントローで使用する分も加えるとかなりの額を納税していることになります。
新宿の裏通りで闇のガソリンスタンドが登場する日も近いかもしれません。
小学校時代、私は悪戯(mischief)をして先生によく叱られました。廊下に立たされたり正座などはアタリマエ、顔を叩かれたこともあります。
今の時代はこれを「体罰」と呼ぶようですが、私自身に関して言えば体罰を受けたという感覚はありません。「叱られる喜び」を感じていたからです。叱られたり褒められたりの繰り返しが日常茶飯事でした。
同窓会に行くと先生は白髪頭のおじいさんになっています。「立派になったね」と言われるだけで胸がいっぱい(move)になります。
未熟な子供に大人並みの人権(human rights)を与えていいのかどうか私には疑問です。先生から権威や権力を奪い、「さあ、教育せよ。全てはお前たちセンコウの責任だ」といっても先生は萎縮するばかりです。生徒の体に触れることすら出来なくなってしまうでしょう。
怪我をしてしまうような体罰は問題ですが、線引きは容易ではありません。
最近の子供たちは「叱られる喜び」を感じなくなってしまったのでしょうか。何も感じない生徒と無関心な先生が今の生徒と先生の関係だとすれば、これは学校とは呼べません。
無党派層に支持されて当選した候補者(candidate)が再選できない典型的なパターン。それが長野県知事選でした。
「脱ダム宣言」というキーワードも今では虚しく響きます。 新党日本の代表になった時点で田中氏は今回の敗北を予想していたのかも知れません。地元軽視のイメージも最後まで払拭できませんでした。
爆弾発言がなかったためメディアも田中氏を大きくは扱いませんでした。 赤字を減らした実績は認めても長野県が劇的に(drastic)変わった、あるいはこれから変わる、という雰囲気が無ければ県民は動きません。 無党派層とはバブルなのです。
それでも53万票を超える支持を得た田中氏。立派です。個人的にはもう1期、彼に知事をしてもらいたかった。
田中氏は「弁」で損をしています。何を話しても冷たい印象を与えてしまうのです。頭脳明晰な田中氏。柔和な表情を露出すれば印象はかなり変わるはずです。[弁]よりも「筆」で勝負したほうがよいタイプです。
新党日本での田中氏の今後の活躍に期待しましょう。
米国産牛肉の輸入(import)か再開しました。どうせならさっさと再開(resume)してもよかったと思います。米軍のグアム移転費とセットで交渉するくらいのクレバーさも必要です。
アメリカの牛は穀物を食べています。脂身を含んだ牛を生産するための手法です。オーストラリアの牛は草を食べて育っています。アメリカの牛とオーストラリアの牛では同じ牛でもまったくの別物なのです。牛丼の吉野屋がアメリカ産の牛肉にこだわる理由は脂身にあります。脂が乗ってしかも価格が安い牛肉はアメリカ産だけなのです。
我々は狂牛病を怖がる前に穀物を食べる牛を怖がるべきです。牛は本来草食動物だということを忘れてはいけません。
穀物だけならまだマシです。ビタミンAを欠乏させる環境を整えれば筋肉細胞が破壊され霜降の牛が育ちます。そんな不自然な牛がこの国では高級品なのです。和牛が危険だという医学的な根拠はありません。でも、筋肉細胞が破壊された牛の肉をあえて食べようとは思いません。
まさか台風(typhoon)が伊豆を直撃するとは思いませんでした。
週明けがお休みだったので下田に向います。白浜海岸はその名の通り白い砂間が続く美しいビーチ。程好い波もあるためサーフィング初心者には絶好の場所です。
南伊豆の下賀茂に宿を取ります。翌朝、浜辺で時間を過ごしその足で箱根に向う予定でした。
温泉(hot spring)で疲れを癒す間もなく台風のニュースが耳に入ります。台風7号が日本に接近しているではありませんか。
この時期に発生する台風が関東を直撃することは稀です。「進路がそれるか消えてなくなっちゃうはず」などと考えていた私が甘かった。
海は大荒れ、サーフィンどころではありません。下田で道路が陥没したというニュースが飛び込みます。頭脳明晰なカーナビで検索します。赤バツマークが二箇所。通行止めの表示のようです。東海岸からのアクセスはあきらめ西海岸のコースを選択します。
大粒の雨がフロントガラスを直撃、真っ暗な空が時折光ります。西海岸の堂ヶ島方面までは断崖絶壁。土肥から修善寺、沼津を経由、出発から8時間、ようやく箱根に到着しました。ヤレヤレ。
アレ?弁塾の生徒がいない! 合掌。
唐突ですが自転車の運転を免許制にしてはどうでしょうか。
地球環境に優しい自転車も乗り方次第では凶器(weapon)にもなります。平成15年度の自転車事故による死亡者数は973名に上ります。自動二輪の死亡者数725名と比べると状況は深刻だといえるでしょう。
自宅付近の交差点(crossing)で一時停止しているときのことでした。一方通行の角から猛スピードで自転車が突っ込んできたのです。相手は近所の若者でした。フロントガラスを乗り越えるほどの勢いでしたが幸い若者に怪我はありませんでした。
群集心理とは恐ろしいものです。たちまち群集に囲まれ私に非難(blame)が集中します。私の車が自転車をひいたことになってしまったのです。当事者の若者が私と群集を仲介するという奇妙な光景が繰り広げられました。
自転車を運転する人にも車と同様、法の遵守(observance)を義務づけることが必要だと思います。法の整備だけで全てが解決するわけではありませんが、歩行者にぶつかっても知らん顔で行ってしまう人が多い状況下では自転車の免許制が急がれます。
ジャンボ・ジェットで世界を飛び回る時代はいつまで続くのでしょうか。
海外旅行の自由化に伴い団体向けパック旅行が始まったのが1964年、私は3歳でした。羽田・ホノルル間の航空運賃が今の物価で100万円以上した時代、海外旅行は高嶺の花だったのです。
ジャンボ・ジェットの出現により世界が大量輸送時代へと突入します。そして日航法の成立により完全民営化(privatization)を果したのは1987年のことです。
現在、エコノミーに限れば日本発国際線航空運賃は世界最安値です。成田から米国西海岸までの運賃が3万円を割ることも珍しくありません。
英国での航空機爆破計画摘発に伴い成田空港でも厳戒態勢が敷かれています。誰でも海外に行ける時代になった一方でテロへの不安は増大するばかりです。
将来的にはビジネス・ジェットが主流になると私は考えています。チャーター便で成田・ニューヨーク間はおよそ1200万円。片道の価格ですが数人で割れば民間ジャンボ機のファーストクラスの2倍~3倍の予算で収まる計算です。チャーター便で渡航すればテロの不安はありません。
私の夢は航空会社をつくることです。こんな話をする度、皆に笑われる福澤先生です。でも私は真剣です。ジャンボ・ジェットの時代は間もなく終わります。
日本民族の大移動が始まりました。この時期は日本中の道路が大渋滞(jam)になります。仕方がない?
私も30歳まではサラリーマン生活を経験しました。有給休暇(paid vacation)を希望すると「なぜ?」と質問され、ハワイに行けば「いい身分だね」と言われ、新車を買うと「乗る暇があるんだ!」と驚かれる始末です。仕方がない?
集団で苦楽を共にする日本企業のノリ自体、私は嫌いではありません。でも「苦」だけを共有して「楽」ナシでは納得がいきません。仕方がない?
先輩に居酒屋に連れて行かれ、サラリーマンだから「仕方がない」と叱られます。
朝から晩まで「仕方がない」と言われると本当に「仕方がない」と思い始めるから不思議です。
「仕方がない」という発想は企業主にとっては好都合ですが、これに騙されてはいけません。
自分にとって何が幸せなのか、この機会に考えてみてはいかがでしょうか。
中日にマジック40が点灯、ジャイアンツの優勝の夢は幻(illusion)に終わりそうです。
高校野球を熱心(earnestly)に見ている息子に「ジャイアンツとどっちが強いの?」と聞かれて腰が砕けそうになりました。今のジャイアンツなら負けてしまうかも等と考えると寂しくなります。MLBというホンモノを知ってしまった日本人はもはや日本の野球に魅了されることはないでしょう。以下、福澤先生の7つの提言です!
①昨年から始まったセ・パ交流戦を充実させましょう
②座席を広くしましょう。私のおしりは椅子に納まりません。1ブロック10席では買い物もできません。
③ホームランボールをキャッチした人を表彰しましょう。
④試合前には子供たちにサインをしてあげましょう。
⑤クルマ椅子の方の割引チケットを発売しましょう。
⑥引き分けを廃止しましょう。決着がつかなければ面白くありません。
⑦ネットは邪魔です。外しましょう。バックネットは必要ですけど。
どれも簡単に実現できるものばかり。MLBでは①~⑦まですべてアタリマエなのです。「野・球」から脱皮してbaseballに変わらなければ日本の野球は終わります。
中国系アメリカ人の友人がかつて私にこう叫んだことがあります。「政治なんてどうでもよい。飯が食えて酒が飲めることが良い国の条件だ」。
賛否(pro con)は別として私には新鮮に響きました。
政治家の無策にストレスを溜めるのはやめ、日々の生活を享受することにエネルギーを費やすほうが得策なのでしょうか。どう考えても今の日本が劇的に変わる気はしません。
テレビでは第二次大戦の総括議論で沸いています。「過去」の清算は大切です。でも、「未来」の展望がなければ「今」を生きる意味がありません。Eric.J.Hobsbawm博士は著書の中で「歴史研究の意義は過去と未来の結合だ」と述べています。
小沢一郎氏の著書『豪腕維新』を読みました。夕刊フジの連載「小沢一郎の豪腕コラム」から抜粋、加筆修正した書です。
表紙には「日本を変える!政治を変える!」と書いてあります。
小沢氏が「日本を変えた!政治を変えた!」と言う「未来」はやってくるのでしょうか。この書に心を打たれのは事実ですが、同時に絶望感も抱いた私です。
鎖国、島国、農耕民族、単一言語。この4つの条件を満たしている国は日本以外にありません。世界には「西洋」と「東洋」と「日本」がある、これが私の考え方です。 それほど日本は独特です。
日本人は議論(debate)が上手ではありません。寡黙さを美徳とする文化背景がその一因です。
意見の対立が生じると人間関係にヒビが入ります。反論という行為が相手の人格否定だと解釈されてしまうからです。
I like you, but I don’t like your opinion.(あなたのことは好きですがあなたの意見は好きではありません)という感覚は日本には芽生えません。意見の交換を通じて人間関係が深まれば理想ですが、この感覚は日本には馴染まないようです。
雄弁さ(eloquence)よりも寡黙さ、意見の対立(conflict)よりもむしろ意見の一致が好まれる国が日本なのです。
日本は民主国家ですが、欧米の民主主義とは一色(ひといろ)違います。
首相の靖国参拝に反対する人は小泉さんの人格までをも否定します。これでは自由な発想も自由な行動もできません。
意見が対立する相手をいじめたり孤立させてはいけません。 意見の対立はあくまで弁力で解決するべきです。
明治維新はまだ終わっていません。
英語の些細なミスが原爆投下を招きました。英語教育に携わる者の一人として私はこの事実を忘れるわけにはいきません。
ポツダム宣言をどうするのか。鈴木貫太郎首相は「黙殺」というコトバを選択しました。「黙殺」はignore(完全無視、シカト)と誤訳され世界に報道されることになります。さらに米国ラジオはignoreがreject(完全拒否)と放送、首相の本来の意図(intention)とは異なる英語が世界を駆け巡ることになったのです。
「黙殺」というコトバ。曖昧(ambiguous)な日本語です。首相は「ノーコメント」と言いたかったはずだと、首相の孫、哲太郎氏が後に述べています。
敗戦濃厚な日本。ポツダム宣言を「ノーコメント」できても「無視・シカト」するわけにはいかなかったはずです。
英語を日本語に訳した瞬間に本来英語が持っている響き、ニュアンスは微妙に変わるのです。翻訳は便利なツールではありますが完全ではないのです。「黙殺」を乱暴に翻訳したことが原爆投下の引き金になったとすればこれ程悲惨なことはありません。
戦後61年で日本は見事に再生を果しました。英語教育に関しては61年前と何ら変わっていないのです。合掌。
ニューヨーク市バーグ市長(Michael Rubens Bloomberg)が禁煙活動促進のため私財を投入しました。寄付の総額は1億2500万ドル。市長は金融情報端末の販売で巨万の富を築いた実業家としても有名です。
ニューヨーク市の条例では公共の場所で喫煙が発覚すると100ドルの罰金(fine)が課されます。ヤンキースタジアム内も今では完全に禁煙ゾーン、一服しようと球場の外に出ると戻ることはできません。
ネットでタバコを購入していた喫煙家の話です。市税務署から1050ドルの請求書(bill)が送られてきました。ネットであろうが市以外であろうがニューヨーク市民がタバコを購入した場合、タバコ税を支払わなくてはならないのです。これまでに購入したタバコは合計で670箱。期限内に納税しないと1カートンあたり最高200ドルの罰金と利子を払わなければならないため渋々納税をしたそうです。
私の好きなMarlboroはおよそ8ドル。タクシーの初乗り料金は(initial charge)2ドル50セント。タクシーは気楽に利用できますが、気軽に一服とはいかないニューヨークです。
生き物には個体独特の縄張(territory)りがあります。人にも心地良いと感じられる距離があり、その距離が侵されると本能的(instinct)に不快を感じます。
近接学(proxemics)を体系化したのがホール博士(Edward.T.Hall)です。博士は人がコミュニケーションをする際の距離を「親密距離」、「個体距離」、「社会距離」、「公衆距離」に分類、その特徴を説明しています。
「親密距離」とは抱擁(embrace)、接触、囁き(whisper)などが可能な距離(15cm~45cm)で、恋人などの特定の間柄でない限り近づくと不快感が伴います。「個体距離」は普通の友人、「社会距離」は知人、「社会距離」はスピーチで保たれる距離と考えれば分かりやすいと思います。
文化や性別なども保つ距離に影響を与えます。ラテン系の人は個体距離が小さく、北欧では逆に大きくなるようです。
親密だと思っていても相手がそう思わなければ摩擦(friction)が起るのも当然です。
日本の漁船が拿捕され日本人青年の尊い命が奪われました。ホール博士の理論は海上の距離にも当てはまるのです。
日本人は「舶来」というコトバに弱いのかもしれません。「アメリカで人気沸騰中!」などと言われると気合が入ります。誰でもできる究極のダイエット器具、SUPER DIET。ああ、なんという響きでしょう。痩せる自分が見えてきます。19800円で購入します。
アメリカのスーパーマーケットで同じ商品を見つけます。いくらなか? 何! ナ・ナント、75ドル。どうせ特売でしょう。店員に確認します。はじめから75ドルで売られていたの? ウッソ~。
こんな経験を繰り返す私でしたが、現在、減量進行中。私の夕食は野菜と豆腐だけです。5キロは落としましたが、それでも体重は103.2キロ。約束のマイナス10キロまで残り5キロです。これからが勝負ですね。
太りやすいのは遺伝(heredity)も関係していると思いますが、そんなエクスキューズを言ってるヒマはありません。
もうすぐ、脱!デブ弁士。
冷房の使用を控えることで地球温暖化(global warming)を抑制できることは日本では常識です。環境省が実施したアンケート調査の結果ではCOOL BIZの認知度は95.8%、「勤務先が例年より冷房温度を高く設定している」と回答した就業者の割合が32.7%となっています。COOL BIZによる二酸化炭素(carbon dioxide)削減が数十万トンに達するという推計がある一方、衣類の買い替え、生産活動が行われる際の電力や火力、輸送の際の排気等を考慮すると削減量は推計よりかなり少なくなるという見方もあります。
事実、アメリカ人の多くは温暖化に無頓着です。マンハッタンのホテルロビーは冷凍庫並みの寒さ。大袈裟ではありません。暑がりの私ですら半袖では歩けないほどです。温暖化の話をしてもWho cares?「知ったこっちゃない」などと素っ気無い返事が返ってくるだけです。
イギリスの労働組合会議も民間企業における服装の簡素化を提唱しています。ただ、議会や企業でも重要な会議の席では未だに厳格な服装着用を求める声が根強く、定着には程遠いのが現状のようです。
今年の高校野球は奇跡的な逆転劇や打撃戦の連続で日本列島を熱くさせています。決勝戦は再試合、どちらが勝っても心から拍手を贈りたいと思います。
83年9月23日、県営水戸球場で行われた天皇賜杯全日本軟式野球大会決勝。ライト工業が2対1で田中病院を破り優勝しました。試合総時間8時間19分、総打者318人、総投球数1029球、延長45回の死闘は前代未聞の記録です。
日本のプロ野球は規定の延長12回であっさり引き分けになります。視聴率で高校野球に負けるのも当然。勝負事が決着しないことにジレンマ(dilemma)を感じるのは私だけではないと思います。
勝者がなかなか決まらない場合は、再試合、抽選、サドンレス、ポイント制、サスペンデッド等様々な可能性があるようです。
高校野球の場合は体力的な問題等を考慮1999年12月以降、延長は15回まで、翌日に再試合を行うという規定になっているそうです。
早実は母校の姉妹校、駒大苫小牧は母の出身地です。明日も家族を巻き込んだ応援合戦が繰り広げられます。
ガンバレ球児!
福岡県の県立病院が完全民営化(privatization)されるようです(8月21日産経新聞)。恒常的な赤字が原因です。公立小学校や中学校が民営化されるのも時間の問題でしょうか。
「学校の勉強は嫌いだけど塾は大好き」という声に我々大人は耳を傾けるべきです。私の息子も例外(exception)ではありません。風邪気味だと学校は即休みますが、熱があっても塾には行きます。
①学校はカリキュラムの開示をしません/塾はカリキュラムの開示をします。
②学校は講師を選択できません/塾は講師を選択できます。
③学校は先取り学習を否定します/塾は先取り学習を肯定します。
④学校は講義型です/塾はドリル形式です
⑤学校は塾を否定します/塾は学校を相手にしていません
等など、思いつくだけでこれだけの違いがあります。
学校での行事や躾・道徳教育は大切な要素です。これらを否定するつもりはありません。学校は大切です。でも子供たちの多くは塾の方が好きなのです。
塾は競争社会です。生徒に支持されない講師は淘汰される厳しい世界なのです。
学校と塾の差が講師の「弁力」の差だと考えれば、答は極めて明快なのですが…。
日本独自の死生観である「心中」。欧米ではダブル・スーイサイド(double suicide)と呼ばれ「殺人+自殺」と理解されていますが「殺人」という感覚は日本人にはないようです。
人形浄瑠璃『曽根崎心中』の初演は元禄16年(1703年)。この演目を皮切りに心中物に共感した人々の間で心中ブームが起こりました。心中を美化する風潮も現れ遊郭で遊女と心中する事件が増加、社会問題になります。幕府は心中物の上演を禁止し、心中した者の葬儀を禁止す措置をとりました。
近松の代表作の一つ『心中天網島』の舞台を観たことがあります。この世で結ばれない相愛の男女が来世で結ばれる死生観には理屈抜きに感銘(moved)を覚えました。
阿木燿子さんプロデュースの『FLAMENCO曽根崎心中』は2001年に初公演、フラメンコの聖地スペインでのフェスティバルでも高い評価を得ました。
高齢夫婦の無理心中が目立ちます。認知症が背景にあるようです。高齢化がすすむ日本が抱えるこの問題を解決する糸口は見つかりません。合掌。
地球からの距離59億キロの彼方に冥王星(Pluto)はあります。太陽から最も遠い「惑星」として知られています。直径はわずか2320kmで土星の衛星トリトンよりも小さな星です。
学生時代、伊豆の達磨山や清里の小屋を借り天文観測を行いました。土星のリングや赤い火星などは小さな望遠鏡でも確認することができますが、冥王星は探すだけでもたいへんです。
冥王星は唯一、探査機が到着していない星ですが、今年の1月19日、NASAが冥王星(Pluto)探査機New Horizonsを打ち上げました。2015年には冥王星に到着予定。宇宙誕生の謎を解明するヒントを与えてくれるかも知れませんね。
Platoという名称はローマ神話の冥府の王プルートにちなんで命名されました。公転周期は248年。移り住めば長生きできるのかな。
ちなみに核兵器や原子力発電所で利用されているプルトニウム(Plutonium)の語源はプルート(Pluto)です。
早朝の時間を利用して九十九里浜までドライブです。本当に99里あるのか疑問に思っていましたが由来(origin)がわかりました。
時は鎌倉時代までさかのぼります。源頼朝の命で6町(1町は約109m)を1里として1里毎に矢を立てたところ99本に達し、このことから九十九里と呼ばれるようになったそうです。あくまで伝承です。実際には太平洋に面する約60キロの海岸です。
岩場のない砂間が広がっているのでサーフィンには絶好のビーチです。波はかなり高く上級者向けでしょうかね。
海の家の伝統はいつ頃から始まったのでしょうか。夏だけで1年分を稼ぐそうですから何もかもメチャクチャな値段です。シャワーの利用料は300円。温水だと1200円。これも格差社会? ハマグリやサザエのつぼ焼きを食べました。電子レンジで中途半端に暖めたようで味はビミョー。5,000円札を渡したら足りないってか。えっ。まあいいや。領収証なんてヤボなことは言いません。これが東京人の見栄でしょうか。情けない。海の家に来るたびにチョイトばかり不快な思いをする私です。
さ、東京まで戻るぞッ! ああ、悪魔の渋滞。箱崎まで3時間以上。トホホ。
弁塾の事務局には毎日のように訪問販売の方が営業にやってきます。もちろんアポなしです。事務機販売や時計、文房具からジョーク商品等々、様々です。
彼らのトーク自体、我々には重要な研究材料になります。追い返すことはしません。
先日、面白い営業マンがやって来ました。どうやらカーペットのリースのようです。第一声が笑えます。「だめですよねえ~」。スタッフ一同、腰が砕けてしまいました。
ダメダメ営業マンは星の数ほどいるでしょうが初めからあきらめモードの人は珍しい。
値段を聞くと2週間で1,000円。新品のカーペットをリースできるようです。試しにいいですよと私が返答すると「ええ~。うそっ」と男が叫びます。商品を持参してないと聞き皆で大爆笑。丁重に帰っていただきました。
能力(competence)は別として努力の度合いが足りない人、誠意に欠ける人は何をやっても成功しません。
定職に就かなくても生きていける、海外旅行もできる、そんな日本に生まれたチャンを生かせない人は今の日本には不要なのです。ホームレスが栄養過多になる国は世界で日本だけでしょう。
格差社会の拡大はこれからが本番です。
安倍総理が誕生するのでしょうか。
安倍晋三氏は拉致(abduction)問題の取り組みで有名になった人です。拉致問題でのメディアでの露出は安倍氏には追い風でした。結果として「良い人」を演じることに成功したのです。話し方もソフトで日本人ウケしやすい政治家かも知れません。52歳という若さも魅了です。
日本の中の日本であれば安倍氏でも誰でも大丈夫。大勢に影響はないでしょう。しかし、世界の中の日本の代表が安倍氏でいいのか、この点は不安です。じゃあ、他に誰がいるんだ、と言われると誰もいないのが現状です。
日本が真にメジャーな国になるには世界のメディアに直接発信できる人でなければなりません。日本でいちばん偉い人はと聞けばほとんどのアメリカ人が天皇(Emperor)と答えます。総理大臣と答える人はまずいません。日本の総理がアメリカのメディアで紹介されることはまずありません。そもそも日本が話題になること自体、非常に稀なのです。
アメリカの大学を卒業できなかった人物が日本の総理になることだけは大きなニュースになるかも知れません。
●目指せNBAと叫びながらドリブルをする変な親子? 8/27
競技人口約4億5千万人のインドアスポーツの頂点―バスケットボール。1891年、アメリカ・マサチューセッツ(Massachusetts)州で産声をあげました。初めて日本に紹介したのはSprings Field Collegeを卒業した大森兵蔵氏。明治41年(1908)のことでした。
世界のトッププレーヤーたちが一堂に会し史上最大規模で開催される世界バスケは212の国・地域の中から男子バスケットボールの世界一を決定する一大イベントです。ホスト国の日本で盛り上がらないのは残念です。
観ればわかります。長身選手が放つ迫力のシュート。間近で観る世界レベルのプレイに必ずや圧倒されるはずです。パパ自慢のわが子もビックリ。2メートルを超える選手と比べると私が小柄に見えるようです。会場で購入したキッズ用のボールで駅までドリブルをします。「目指せNBA!」と叫んだ我々親子に周囲の目は冷たかった。ああ、恥ずかしや。
決勝は9月3日。アルゼンチンとアメリカが勝ち残るのでしょうか。
愛媛県の中学一年生がいじめられていたことをほのめかす遺書(will)を残してこの世を去りました。市の教育委員会は二度といじめ(bully)が起きないよう対策をとるとコメントしています。
子供のいじめ問題の原因は日本の大人社会の反映(reflection)だと私は思っています。個性よりも協調性を重視するこれまでの日本の教育プログラムの背景には企業社会に適合した人間を創り出すという隠れた意図があったはずです。画一教育を受けた人材が大量生産の時代にマッチしていたのです。
集団主義自体、日本の文化です。文化に優劣はありません。しかし今の日本の集団主義は価値観の同一化を無理やり押し付ける一種、歪(いびつ)な集団主義です。集団主義を煽って競争(compete)させ見せしめとして落伍者を徹底的に排除(exclude)する大人社会を投影したのが学校だとすれば事態は深刻です。
「多様性を許容すること、異なる個性を尊重することが十分になされなければ行きつく先は殺伐とした他者排除、さらにいえば『弱肉強食』の社会だろう。今は集団主義から個人主義への転換期・過渡期なのだ。ところが個性の尊重がそれに追いつかない(鎌田慧/いじめ社会の子供たち」
アメリカ同時多発テロ以降、航空業界不振の中で利益を得ている数少ない航空会社がジェットブルー(Jet Blue)です。私も米国の国内線を利用する際にはジェットブルーを積極的に利用しています。
大手のデルタ(Delta)やユナイテッド(United)はジェットブルーのビジネスモデルを真似た競合子会社を設立、その最中にデルタ傘下のコムエアー(Com Air)が墜落事故を起こしました。
ジェットブルーCEOのDavid Neeleman氏は以前から「飛行機での旅行に人間性をもたらす」と明言。事実、国内線最低運賃を実現、42chの機内ライブテレビ、全席革張りシート等、アメニティーの充実は他社を圧倒しています。道路混雑や遅延を避けるためラガーディア空港ではなくJFK国際空港を拠点にしている点も斬新です。
早い便への変更は無料、しかもオーバーブッキングをしない等、顧客の満足と利便性を考えたサービスは他社も見習うべきでしょう。機内清掃も4名の客室乗務員と2名のパイロットが行っていることもコスト削減に貢献しています。
コムエアーの墜落事故の原因はまだ解明されていません。背景に無謀なコスト削減があったとすれば問題です。
私の航空会社設立の夢はまだまだ続きます。
2016年のオリンピック開催国。順番から考えれば答は簡単です。北京のアジア、ロンドンのヨーロッパとくれば次はアメリカ大陸が有力です。気の早い(idiot)アメリカ人は「ロンドンの次はアメリカで決まり」などと勝手なことを言います。世界は白人優位(dominant)で動いているのです。
北京オリンピックが成功を収めアジアに風が吹けば東京にも可能性があります。
中国ではまだまだ公共のマナー(manners)が国際標準に達していません。座席指定のチケットを持っていても先に座っている人を退(ど)かすのは一苦労。
「空いていたから先に座った僕の席」という理屈が通じてしまうお国柄なのです。ボーリング場では隣でプレイしている人の玉を平気で使います。「お前の玉か?」などと開き直られても困ります。偽造チケットの流通も心配です。
国の威信をかけて開催するわけですから中国政府も黙ってはいないでしょう。自由主義国では考えられないような厳しい取締りをするはずです。
格差社会の渦の中にある中国で国民の大反乱が起きないことを願います。
弁力開眼の道は遠く険しいーこれは当然です。減量の道の険しさは想像を絶するものがありました。マイナス5.3キログラムは達成しましたが目標の10キロには至らず無念の福澤です。
元々、太りやすい体質ではあります。走り込みや水泳、マリンスポーツが好きな私はこれまで何度か減量を試み、目標の数字はクリア、ダイエット(going on a diet)には自信(confidence)がありました。
朝、昼は量を制御、夜は「サラダ生活」を実践、牛肉は一切食べず納豆や野菜を中心の生活です。夜7時以降、果物以外は口にしませんでした。
だからこそ5.3キロの減量ができたのだと思います。担当医の説明では年齢とともに代謝が悪くなるため、いきなりの10キロ減は無謀だ、ということです。今後も今の生活を続け夢の二桁台を達成しようと思います。
来週からInstitute of Public Communicationでの研修がアメリカで始まります。日本人を論破する弁力をアメリカ人に教える講座です。生のレポートを紹介できると思います。お楽しみに!