■2009/2月 3月
■2008/1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
■2007/1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
■2006/4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
人工授精の進歩は遺伝的なつながりを保ちながら子を持つことを可能にしました。代理出産を依頼して生まれた向井亜紀さんの子供を巡る審判。高裁は品川区に出生届を受理するよう命じました。
血縁関係(blood relationship)を重視する日本の風土では“他人”の子供を養子に迎えるよりも代理母を依頼するほうが好まれるのかも知れません。 実の子を殺す親がいる時代です。子供を育てようとする意志のある人に寛容な社会がベストだと思います。
一方で代理母先進国のアメリカでは様々な問題が起きています。
代理母を務めた女性が出産後、引渡しを拒否するケースです。ルールや契約(contract)は大切ですが母性本能には勝てません。
障害児が生まれた場合、依頼者が受取を拒否(refusal)するケースも起きています。この姿勢が障害児蔑視を助長するという問題を引き起こしています。
人種差別の問題も無視できません。黒人女性よりも白人女性の代理母のほうが契約金が高いという現実があります。
独身の頃から同じ理容師に髪を切ってもらっています。辛うじてフサフサ頭を維持していますが、頭のてっぺんから薄くなる遺伝子(gene)を引き継いでいる私はどうなるのでしょうか、心配です。ヘアーコンタクトのCMが私を呼んでいる? イヤイヤ!
“業界”に勤めている友人がいます。利益率が高いので不況(depression)の影響もないそうです。以下、彼からの貴重なアドバイスです。
鉄則其の1:朝シャンはハゲの元!脂分を洗い流し紫外線を浴びると脱毛が促進しますよ。洗い過ぎは禁物です。
鉄則其の2:養毛剤はチョッピリ使いマッサージを丹念に!養毛剤をつけ過ぎると頭皮を刺激しすぎ脱毛を助長してしまいます。
鉄則其の3:無理なダイエットは超危険!栄養のバランスが全ての基本。ダイエットに成功しても抜けたら意味がないですよ。
鉄則其の4:ストレスは厳禁!ストレスがたまると自律神経が緊張し血管が収縮します。髪の毛に栄養が行き渡らなくなるのです。睡眠不足や喫煙もダメ。
鉄則其の5:普通の生活をする!流行のヘアチェックをしてもダメな人はダメなんですよ。健康的な普通の生活をすることが一番です。
ああ、私の“ヘアライフ”は間違いだらけでした。 よし決めた。精進して「育毛紳士養成塾」を目指そう、かな。
不倫を中国語では「婚外」と書きます。ストレートですね。
江戸時代以前には婚姻者以外との性交渉は珍しいことではありませんでした。夫が別の女性の家へ行っている間に別の男性が来ることも普通にあり、また男性が恋人の女性の家に行くと既に別の男性が来ていたということもあったそうです。
古今和歌集の歌にも“出会いがしら”の際に歌われたと思われる作品が収録されています。“不倫”が発覚しても面子があるため大騒ぎすることはなかったようです。
「軽率だったと深く反省しています。今後は自らを律し、襟を正してまいります」。山本モナアナウンサーのコメントです。もっと個性的な判断をするのかな、などと期待していましたが“普通”でした。
筑紫氏に認められるほど優秀な人物。スキャンダルもどきで降板するのは残念です。彼女に同情するつもりはありませんが“もったいない”気もします。
一方、細野議員。「善人」のイメージはこれで崩壊です。気丈に対応した奥様が気の毒です。子供さんも可哀想です。自分の家族を愛せない人にどうして国民を愛せるでしょうか。
それにしても民主党は役者揃いです。タレントの森本レオさんに比例区に出馬してもらい、もう一度「不倫は異文化交流だ」と叫んでもらえば話題になりますよ、小沢さん。
オッと、心臓に悪かったかな。失敬しました。
「性癖」は性的なものだけにとどまらず広い意味範囲を持った語です。運動癖などの好印象を与える性癖もあれば、万引き、痴漢行為、虚言癖などネガティブ性が強いものも性癖と呼ばれます。
植草一秀被告(defendant)は45歳、私と同い年です。彼の「性癖」は後者の類です。この種の「性癖」は放置するとエスカレートするだけです。
植草被告は起訴事実を否認していますがこのままでは名誉の回復は望めないでしょう。
本人に立ち直る意思があるならばこの際すべてを告白(confession)し、自らの性癖を治癒する宣言をすべきでしょう。 自分が辿った治癒までのプロセスを公にし同じような悩みを持った”同胞“を救うことができればこれも一種の社会貢献だと私は思います。
日本の社会は保守的(conservative)です。性的事件はタブー視され、公の場で議論することを避ける傾向にあります。これでは問題の解決にはなりません。植草被告のような人物はこの国にはたくさんいるのですから。
アメリカではお酒を購入する際に必ずIDの提示を求められます。IDが無ければお酒もタバコも購入することはできません。違反が発覚すれば即、営業停止、販売した本人も罰せられるという厳しいお国柄です。
福岡県の高校生が運動会の「打ち上げ」と称して酒席を開き、参加した生徒全員が処分されました。151人の停学処分は異例です。飲酒しなかった生徒も処分の対象となりました。「飲酒をとめなかった」ことが理由のようです。
集団が一体となって行動する日本社会。「止めなかった」学生の処分は少々気の毒な気もします。
非難されるべきは飲酒を黙認した居酒屋です。高校生であることは容易に把握できるはず。見ないふりをして営業を続ける風潮は絶たなければなりません。未成年者の飲酒を容認した側の営業停止や営業権剥奪等を今すぐに考えるべきではないでしょうか。そもそも居酒屋の前に駐車場があること自体間違っています。
高校生の処分をする前に大人自身が襟を正すべきです。
飛込み営業マンの話は日記でも何度か取り上げています。モノやサービスを売る人にとって弁力は最大の武器になります。
私はまず「特徴を3つあげてください」と聞くことにしてします。この質問をするだけで営業マンの弁力はおおよそ把握することができます。以下、典型的(typical)な返答パターンです。
①言葉につまる人
②特徴とは無関係の話をする人
③特徴が3つにまとまらない人
④他社の批判をする人
⑤延々と列挙して話が終わらない人。
特徴を3つ説明できる人が少ないのには驚かされます。いちばん多いのは⑤のパターンです。アピールしたい気持は分かるのですが聞き手を飽きさせては逆効果です。①のパターンの人は完全な勉強不足です。いい人ではあっても営業のプロとしては失格です②や③のパターンの人はトレーニングをすれば伸びる可能性があります。
3つの特徴を上手に説明できる人ほど接客や服装の面でも秀でています。弁力の水準が一定に達している人は全ての面で秀でています。
意地悪(mean)な私の質問にもニコニコ顔で対応できる人は成功します。そういう人とは契約するようにしています。
アメリカと旧ソ連が激しく対立したキューバ危機が起きたのは1962年、私が生まれた翌年のことです。ケネディー大統領は63年6月10日『平和のための戦略(The Strategy of Peace』という演説を行いました。
「我々の最も基本的なつながりは、我々全てがこの小さな惑星に住んでいることである。我々は皆同じ空気を吸収している。我々は皆子供たちの将来を案じている。そして我々は皆死すべき運命にある。我々の基本的、長期的なジュネーブでの関心は全面的かつ安全な軍縮である。この軍縮は段階的に行われるよう計画され、平行した政治的な進展が兵器に取って代わる新たな平和機構を設立することを可能にするものである(抜粋)」
この演説はノーカットでソ連の新聞やラジオで伝えられ、演説の翌月に米英ソの間で部分的核実験禁止条約を締結することになります。
この条約(treaty)では大気圏内、海中、宇宙空間での実験は禁止していますが、地下での実験は禁止されていません。
ケネディーの死後、世界は激しい冷戦の時代に突入します。ケネディー暗殺のあと世界は30年も待たされゴルバチョフの登場を迎えて冷戦はようやく終結したのです。
今現在、核兵器を保有する国はアメリカ、イギリス、インド、中国、パキスタン、フランス、ロシア。日本の政治家がケネディーのように弁力を発揮する日はいつやって来るのでしょうか。
学生時代の話です。毎晩のようにイッキ!イッキ!の掛け声とともに飲み明かす毎日でした。先輩には絶対服従(submit)の時代です。酒が飲めないなどとは口が裂けても言えません。
「もっと酔える方法を教えてやろう」などと“可愛がられた”私です。居酒屋に行く前に風邪薬を飲むとハイな気分になれるゾという怪しげなアドバイスです。
ベロンベロンに酔っ払った私は翌日の試験をパス、英語音声学の単位を落としてしまいます。とにかく異常な頭痛だったと記憶しています。市販の風邪薬も使用方法を誤れば危険な薬物になり得るのです。
一部の若者が乱用(abuse)している「RUSH(ラッシュ)」。その輸入販売会社社長竹内春美容疑者らが逮捕(arrest)されました。農薬の名目で輸入が許可され続けてきたこと自体、驚きです。ワイドショーのインタビューでは開き直っていた社長。今では容疑を認めているようです。
好奇心(curiosity)旺盛な若者を巧妙な手口で食い物にする大人は厳罰に処すべきです。
指導を終えてBS1をつけると中日VS巨人戦が延長(extension)に入っています。昨晩の話です。巨人が負ければ中日の優勝が決まってしまいます。敵の優勝は見たくはないのですが固唾を呑んで画面を凝視します。
延長12回、福留のタイムリーで4対3。胃が痛みます。息子から電話です。「パパ、頑張って!」。意味不明な息子の発言はこの際無視しましょう。、あっ、ウッズの満塁ホームラン。
これが今年の巨人です。どうせ負けるのならさっさと負けてくれ.。
巨人の応援をやめて東京ヤクルトを応援しようとも考えました。乳酸菌は私の友達です。でも、どうしても受け入れられないのがアノ応援です。東京音頭を歌いながら傘を上下させるアレです。渋谷のハチ公にまたがってケネディーの演説をしたことがありますが、このほうがまだマシです。
ヤクルトファンの皆様。ゴメンナサイ。これはもう生理的な拒絶(refusal)なのです。でもヤクルトは毎日飲んでますからご心配なく!
ニューヨークにはJFK、LaGuardia, Newarkの3つの国際空港があります。これ以外にも自家用機で離着陸可能な空港が州内の各地に点在しています。鉄道網が日本ほどは整備されていないアメリカでは自家用飛行機での移動がひとつのステイタスになっています。
マンハッタンのアッパーイーストサイドにある高層アパート(apartment)に小型機が激突、操縦していたのは米大リーグ、ヤンキースのコリー・ライドル投手でした。CNNでもこの事故のニュースを繰り返し報道しています。
同時多発テロ以降、民間機の飛行区域は厳しく制限(restriction)されていたはずです。マンハッタン上空を旋回し観光客を楽しませることもなくなりました。自家用機の規制はどうなっていたのでしょうか。
自家用航空機の免許でさえ簡単に取れるのがアメリカという国です。私でさえ操縦かんを握ったことがあるほどです。
ハドソン川沿いには高級コンドミニアムが続々と建設されています。ビルとビルの谷間から見え隠れする飛行機を見る度にドキドキしなければならないのはご免です。
自宅近くに行きつけの天ぷら屋があります。ご主人は15歳から銀座の老舗天一で修行を始め、その後独立、今の矢吹を立ち上げた“鉄人”です。 天ぷら一筋50年の味は格別。
当時の天一は銀座に一店舗、午後の休みなどはなく、丁稚奉公として入店した仲間たちは次々と逃げて“いったそうです。
さて、弁力の話です。「話し方は場数が命」と謳う学校があります。私の経験からも「場数」は大切だと思います。講義であろうとプレゼンであろうと毎日1回、丸3年、計千回も続ければだれでも上手になるのです。
「場数」に頼る“指導”はホンモノの指導ではありません。泳ぎ方を教わりたい人に海に行って慣れなさい、では余りにも無責任でしょう。
それでも一定時間のトレーニングは必要です。50年は極端(extreme)ですが10年かかるところを3年、3年かかるところを3ヶ月で指導できるかどうか、これが一流であるかどうかの試金石なのです。
弁力に目覚めて今年で25年目です。矢吹の主人には遠く及びませんが、弁力指導の“鉄人”を目指し精進を続けていこうと思います。
未来型コンビニを覗いてみましょう。
店内には様々な臓器(internal organ)や血液が陳列されています。腎臓や腎臓などの定番商品は町中のどのコンビニでも購入が可能です。お奨めコーナーでは国内産の腎臓が298万円で販売されています。臓器は国産品が人気です。臓器一式パックは注文してから宅配のみの扱いです。
お洒落な眼球も人気です。奥のブースで取替えることができます。北アメリカ産が売れ筋です。血液は品揃えが豊富で選ぶのに迷います。各種血液型が産地別に並んでいます。180ミリ缶は2,980円、2リットル樽が9,800円とお得です。
指の五本パックも販売されていますが、これが今、社会問題になっています。指紋(fingerprint)を変えることができ犯罪に悪用されるからです。
お店の悩みは増加する万引(theft)きです。高性能のロボコップが24時間監視していますが犯人の逃げ足は早く逮捕は難しいようです。犯人が整形手術を施してしまうことも検挙数が落ち込む一員になっています。
日本人の寿命(span)は今年200歳を越えましたが、道行く人々の顔は暗く見えます。
人間が人間の肉を食べることをカニバリズム(cannibalism)といいます。
宗教、儀式、勇気の証明のために人の体の一部を食べる習慣は古来より存在しています。性的快楽を得るために人肉を食べる場合もあるようです。
飢餓(starvation)などの極限状態において人間の肉を食料にする事例もあります。船舶が遭難し食料が無くなったために人肉を食べたミニョネット号事件、秀吉が多用した兵糧攻めでは敵兵が餓死した仲間の肉を食べた例などです。
北朝鮮でもカニバリズムが横行していると報道されています。
国連安全保障理事会は北朝鮮制裁決議案を全会一致で採択しました。
制裁が問題を解決するであろうという前提でアノ国を追い込む戦法がベストなのかどうか、私自身疑問を感じています。制裁措置が成果を生まなかった場合、日本は次の一手をどう打つつもりなのか安倍総理は何も語ってはくれません。
理路整然と並んでいるものが少しズレルことを「ゆらぎ」と呼びます。ブザーなどの電子音は音の波自体が機械的で振動数や周期が固定されているため「ゆらぎ」を生じません。一方、人間が弾いたピアノの音は手の微妙なゆれなどで「ゆらぎ」が生じます。これにより人間味のある心地良い(comfortable)音が生じるわけです。
人の声も同じです。「f分の1のゆらぎ」とは人に快感を与えるリズムです。近年、ゆらぎ理論が注目され人間工学的な研究が始められています。
「ゆらぎ」のある声を出すには意識して声を使う環境(environment)が必要です。スピーチ教育が遅れている日本では声を鍛える機会が多いとはいえません。声の出し方を一つの技術(art)ととらえ、トレーニングを積めば誰でも良い声が出るようになります。
声を生み出すのは声帯ですが肺や横隔膜、唇、舌なども重要な役割(role)を果しています。鍛えることにより声は輝きを増します。退化の速度を遅らせることも可能です。
アナウンサーの声を目指す必要はありません。アナタの声はアナタだけのものですしアナタはいつまでもアナタのままなのです。アナタという個性を無視したトレーニングでは意味がありません。世界で一つだけの美しい声にさらなる磨きをかける。これがホンモノのボイストレーニングです。
息子のピアノの先生から電話がありました。電話をいただくときは必ず息子が何か“やらかした”時です。
「家では上手に弾けた!」と言い張る息子と「ココ(先生宅)で弾けなければ意味がない」と説明する先生が対立したようです。よくある話です。
私が驚いたのはこの対立ではありません。息子が強情(obstinacy)すぎて困ってしまう、という発言に驚いたのです。
自我に目覚めた8歳の男の子。多少の反抗(resistence)は当然です。何でもハイハイではそのほうが恐ろしいのです。
先生の仕事とは何なのか?自分の強制力の欠如を棚に置き、ストレスの矛先を親に向けるのではプロとは言えません。
"素直なお子様“を誘導するなら素人でも出来ます。子供の性格をプロの眼で見抜き、性格にあった指導をする、これが教師に求められるコミュニケーションの能力なのではないでしょうか。
「話し手自身がコミュニケーション上の全責任を負う」が弁力の大前提です。ルーカス(Lucus)教授の「弁力の無い話し手ほど聞き手を非難する」を思い起こします。
残業を断ったことがきっかけで上司から執拗ないじめ(bully)を受けます。上司はささいな事で怒鳴りつけ始末書や反省書を書かせます。他の社員も同調し彼を行事から締め出し朝晩の挨拶もなし。大手企業に勤務する社員の裁判での告白です。
いじめに批判的な態度を取る。このことを理由にいじめられる場合もあります。標的にされるのを避けるため皆でいじめに加担することになります。多数の傍観者の壁に守られ、いじめはさらにエスカレートするのです。
日本の企業社会に蔓延(prevalent)しているいじめ。社員間の熾烈な競争と構造的ないじめによって利益を上げていく村社会がそこにはあります。オモテの仕組みとしての競争とウラの仕組みとしてのいじめによって日本の企業が貫かれているとすれば事は深刻です。
いじめにまつわる悲しい事件が報道されていますがメディアに学校や先生を非難(blame)する資格はありません。ワイドショー自身がマイクという武器を用い、弱い立場に置かれた者をいじめているではありませんか。
子供たちは大人を見て育っているのです。我々大人自身がそのことに気付かない限り地獄の蓋は開くことはありません。
ヤンキースは早々と敗退してしまいましたがメッツが大健闘、現地時間19日の最終戦に勝てばリーグ優勝が決まりワールドシリーズに進出します。Metsの球団名は「都会っ子」を意味するMetropolitansがルーツです。
1962年の発足時にはメジャー最低の40勝120敗を記録、その後4年連続の最下位に終わります。お荷物球団のレッテル(label)を貼られ続ける日々が続きましたが発足7年目に初のリーグ優勝、ワールドシリーズも征することになります。お荷物球団のまさかの快進撃にニューヨーカーはこれを「ミラクルメッツ」と呼びました。
2000年、メッツはワイルドカードでプレーオフに進出、順当に勝ち進みワールドシリーズの相手は同じニューヨークのヤンキースでした。メッツ対ヤンキースの対戦カードはサブウェイ・シリーズと呼ばれますが、これがワールドシリーズでは初の対戦となり現地では大きな盛り上がりを見せました。
松坂がヤンキースに入団しそうです。来年はヤンキースVSメッツの対戦が楽しみです。
欧米人はよくジョークを飛ばします。絶妙なタイミングで人を笑わせえる彼らに私自身、劣等感すら感じた時期もありました。
欧米人の多くは日頃からジョーク集を買い込み密かにネタを収集しています。アメリカに限れば「ジョークが上手い人」イコール「良い人」という公式が成り立つほどです。ジョークも言わずに価格交渉だけするような人は生きていけない国、それがアメリカです。
日本人はジョークが下手だと言われますが単に準備ができていないだけのことです。ユーモアのセンスがないわけではありません。
綾小路きみまろさんは既に一級弁士だといえます。誰もが避けては通れない(inevitable)高齢化社会。老いる悲しみや切なさを笑い一本で吹き飛ばしてしまいます。悲壮感は微塵も感じられません。
人は笑いに飢えています。弁力アップを目指す方はこのことを冷静に考えてみる必要がありそうです。人は笑いを求めお金を払ってまで会場に足を運ぶのです。
大学生活で最も不満なのは「講義」――ジャストシステムが発表したアンケート調査です。大学の先生方もユーモアのセンスを磨いてはいかがでしょうか。 理想の大学教授は北野武さんでした。 なるほど!
ハラハラドキドキの妖怪の話をすれば子供は爛々と目を輝かせます。一定のリズムで淡々と絵本を読んであげればすぐに眠ってくれます。
弁力も同様です。聞き手を眠らせるのは簡単です。一定のリズムを崩すことなく淡々と話をすればいいのです。聞き手を飽き(boredom)させないためには一定のリズムを壊すことです。
声の大小、スピードの変化、喜怒哀楽、動と静等などを意図的(intentional)にコントロールすることで聞き手の集中力は保たれます。
一気にまくし立てる話し方も眠気を呼び込んでしまいます。ポーズ・ソリューション(pause solution)が有効です。これは、「間」を置くことでマンネリ感を防ぐテクニックです。
どの話し手も沈黙することに恐怖心を抱きます。沈黙が「場」の緊張感を生むことを体験的に知っているからです。
私が説明しているときに下を向いている生徒がいます。3秒の間を取ります。生徒さんは必ず私の目を見てくれます。これがポーズ・ソリューションです。一定のリズムを意図的に壊し、「間」を置くことで聞き手の「飽き」や「眠気」を取り除くことが出来るのです。
多くの聞き手は椅子に座ってリラックスしています。「眠るな!」と叫ぶよりも「間」を置くことのほうが効果的なのです。
住み慣れた杉並を離れることになりました。16年前、私が独立した年に父が建ててくれた家です。息子もここで幼少期を過ごしたのでチョッピリ寂しそう。
毎晩、午前1時頃に帰宅しますが朝は息子と一緒に家を出ます。学校は神奈川県にあるため5時半には起きなければなりません。
冬の時期はまだ真っ暗、フロントガラスが凍結で氷が溶ける(melt)のを待つこともしばしば。環八の大渋滞(jam)で学校まで3時間かかったこともあります。今では懐かしい思い出です。
新居は学校から2駅、事務局へも車で15分程度、少しは楽になるでしょうか。長年、3時間睡眠を続けてきましたが男45歳、ややキツくなってきました。
「お父さんが忙しすぎるので息子さんが可愛そう」などと言われることもあります。キャンセルが出た場合や出張の際には彼と過ごようにしています。
機内誌の世界地図を抱きながらスヤスヤ眠っている息子。彼の顔を見ると明日も頑張ろうと思う、父福澤です。
建築会社を経営している友人がいます。一時は社員が20名以上いましたが今では規模を大幅に縮小し家族だけで経営(run)しています。仕事の数は増えても利幅が小さく社員を雇う余裕(afford)はないそうです。
住宅建築やリフォームの価格はいまだに不透明です。 ネット検索をしても情報量の多さに圧倒されてしまいます。結局、聞きなれた“大手”に身を委ねることになります。
「そこが落とし穴ですよ」とは社長の話です。大手建築会社は施工自体を行いません。下請けに“丸投げ“するのです。投げた球を受け取らなければ仕事は二度と回ってきません。泣く泣く仕事を請けることになります。大手会社が30万円で受けたリフォーム。施工会社が最終的に受け取る額は材料費を除くと1万円以下になることも珍しくないようです。大手会社への不満は怨念として残ります。小規模施工会社にはHPもないケースも多く、一般顧客がアクセスする方法もないのです。
ベテランでも新人でも日当は一律1万円。こんな環境では一流の大工は育たないでしょう。昨晩は一級大工養成塾の話に花が咲きました。
ロシアのボリス・トーキン氏は植物を傷つけると周囲にいる細菌が死滅する現象を発見しました。彼は植物が周囲に何らかの揮発性物質を放出したためだと考えこの物質をフィトンチッドと命名しました。Phytoは「植物」、cideは「殺す」を意味します。
森が生み出す空気は新鮮です。木々の香りとともに二日酔いや頭痛、吐き気も軽減してくれます。これもフィトンチッドの効果です。森林の国フィンランドでは人々はサウナに入り白樺の葉で体をたたいて血行を良くすると聞きます。
弁塾が箱根での指導にこだわるのもこのフィトンチッド効果のためです。箱根の森は本来の自分を取り戻させてくれるのです。新鮮な海川の魚や野菜を炭火を使って調理し、自然の中でそれらを食すること。最高の贅沢ではないでしょうか。餅豚は皆に大好評です。餅のようにモチモチした歯ごたえがたまりません。
箱根も一気に冷え込んできました。新弁塾館では男女別々の露天風呂も造ろうと思います。来年が楽しみです。
雑貨店で「アイスコーヒーはどこ?」と聞いたら店員がけげんそうな顔をしてコーヒーと氷を持ってきました。20年以上前、私がミシガンで体験した実話です。
当時のアメリカ人は暖かいコーヒーしか飲みませんでした。どの店でも香りのない”アメリカンコーヒー“を販売していた時代です。 驚くほど甘いケーキを嗜む彼らには薄~いコーヒーがちょうどいいのでしょうか、とにかくコーヒーには鈍感なアメリカ人でした。
時代は変わり、今ではマンハッタンのあちこちにスターバックスがあります。ワンブロック歩けばスタバは必ず見つかります。
スタバは日本でもレジと受け取り場所が違います。レジでお金を払うと名前を聞かれることがあります。なぜ? コーヒー泥棒がいるからです。名前が一致しないとコーヒーは手渡されません。タクシー代が2ドル50セントのニューヨーク。4ドル前後するスタバのコーヒーは高級品なのです。出勤前のニューヨーカーにはスタバのラテが似合います。ノートPCを使って株式でもチェックしているのでしょうか。
スタバのコーヒーが来月から値上げだそうです。どうするドトール?
日本では文部科学省が教科書の検定を行っています。民間が編集(edit)した図書について大臣が教科書として適切か否かを審査し、合格したものを教科書として使用することを認める制度です。
今の時代に検定教科書が必要かどうか疑問です。ユニークで独創的な教科書は排除(exclude)され文科のお墨付き教科書ばかりでは子供たちを引き付けることはできません。検定制度はやめ、文科が特定図書を推薦する程度にとどめる。これだけで選択の幅はかなり広がります。
教師の英語力にも目を向ける必要があります。英語のコミュニケーション能力が不足していても教員免許が取れてしまう、そんな現実があるのです。
ダメな教科書を使い英語音痴の教師が授業を行ってきた結果、日本人総英語コンプレックスを招きました。安倍総理はこの部分にメスを入れるべきでしょう。
英語の授業を英語で行い、そのことがきっかけで高校を追われた先生がいました。英語に自信がない多数派の猛抵抗があったそうです。彼は今、自慢の英語力を使い海外ネットビジネスで活躍しています。
スーパー主婦の出鼻を挫く判決(sentence)が言い渡されました。
筆記試験で合格者平均点を上回りながら、面接で不合格にされたとして、群馬大医学部を受験した東京都目黒区の主婦佐藤薫さんが入学許可を求めた訴訟の判決が前橋地裁であり、裁判長は「年齢により差別されたことが明白とは認められない」とし原告の請求を棄却します。
佐藤さんのセンター試験と2時試験の合計点は合格者平均点より10点以上高かったことが本人の開示請求で明らかになったそうです。開示制度が無ければ真実は闇に葬られていたはずです。
医師には知力以外に体力や気力も必要です。しかし日本人の平均寿命が80歳を超える今、56際の医学生がいても何ら問題はありません。私の母は67歳ですが現役バリバリです。ニューヨークに渡って一儲けする夢を抱き、それを実行しようとしています。
群馬大には器量がないだけの話です。こんなスーパー主婦の熱意を理解してくれる大学が必ずやあるはずです。がんばれ薫さん。
融点は19度、口に入れた瞬間に溶け出す美味しさ。スペイン産のイベリコ豚のお話です。上質の脂肪と赤身が特徴で赤身には霜降り牛のようなサシが入ります。生ハムに仕立てると長期熟成によって一層輝きを放ちフルーティーな香り、濃厚な旨み、なめらかな口溶けを持った一品に仕上がります。生産量はスペインの全生ハムの1割程度、本国でもたいへん珍重されている豚なのです。
イベリコ豚は地中海沿岸地域に生息していた野生の豚が起源です。樫の木やコルク樫の森に放し飼いされ1年以上かけて160kgの成豚に育てられます。地中海性気候のもと1頭あたり2ヘクタールの環境でたくさんのドングリとハーブを食べ、ストレスから開放された健康な豚が出荷されるのです。最高ランクはベジョータ(Bellota)と呼ばれ世界の美食家の羨望の的となってきました。脂身の中には体に良いオレイン酸も含まれており敬遠する必要もなさそうです。
世界でいちばん美味しい豚は餅豚と思っていましたが、どうやら軍配はイベリコ豚に上がりそうです。