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高校時代、私は東西線で通学(commute)していました。靴の片方を紛失したのが三回、降りられなかったこと数度、カバンがドアに挟まり電車が停まったことさえありました。毎日が格闘です。「皆がガマンしているんだから仕方がないだろう。お前もガマンしろ」が父の口癖でした。
アメリカ留学で価値観(values)が変わりました。日本の通勤地獄の話をしても誰も同情してくれないのです。「嫌ならや止めれば?」がクラスメートの返答です。新鮮に響きました。
社会との「調和」は大切ですが「同調」する必要はありません。集団に身を寄せガマンを美徳(virtue)とする、これが農耕民族のDNAなのでしょうが、満員電車をガマンするのは「調和」ではなく単なる「同調」ではないでしょうか。男の子同士でトイレに一緒に行く「ツレション」の風土は今でもあると聞きます。これは「調和」かも知れません。(蛇足でした)
日本社会の矛盾に触れる度に「皆がウンヌン」と言われても納得できるはずがありません。この点、最近の若者は健全です。「脱農耕民族型新日本人」とでも命名しましょうか。
農耕民族は移動をするのも集団です。海外旅行ではなおさらです。皆パック旅行を好みます。サッカー・ワールドカップ・ドイツ大会の観戦ツアーを企画した会社が入場券を入手できずにツアーを中止しました。手配をしたのは中国の会社だったそうです。社長は「中国側と連絡が取れなくなった」と説明していますが、自分には責任がないかのような口ぶりです。22日で紹介した日記のように「中国人に騙された」というのでしょう。
チケットがなければ観戦はできません。ツアーに申し込みをされた「旧農耕民族」の方にはお気の毒ですが、集団イコール安全という神話は国際舞台では通用しないのです。パック旅行が安全だという保障はないのです。どうすればいいのでしょうか。
天国にいる父が呟いています。「皆がガマンしているんだから仕方がないだろう」と。ああ、もうウンザリです。
///飴にも負けず
風邪にも負けず
嵐にも冬の寒さにも負けず
丈夫な心を持ち(中略)
東に画家あれば
行って模写してやり
西に画家あれば
行ってその画風を盗み
南に疑う人あれば
行って怖がらなくていいといい
北に不和や裁判があれば
黙して語らずといい
そういう者に
私はなりたい///
今日はこんな詩を書いてみました。私のペンネームはふく沢こう治です。宮沢賢治の「雨にも負けず」と似ているという指摘がありますが専門家が見ればまったく別物だということがわかります。文化庁の方々にも評価をいただける作品だと自負しております。
ハレンチな国のハレンチな画家によるハレンチな絵が今話題になっています。私の作品はハレンチではないですよね、皆さん!
ライバルに差をつけるプレゼン用資料(handout)の作り方を紹介しましょう。
①3枚にまとめ、三枚目のトークで、利益3倍を主張せよ!
資料を短くまとめればトータル時間もセーブできます。ユーモアも交え、儲かることが伝われば合格です。
②センテンスは1行、すべて箇条書きにせよ!
英語でも日本語でも短い文章が読みやすい文章です。箇条書きにまとめ、不足分は口頭でフォローします。
③みのさんもビックリ!クイズ・ミリオネアーを真似よ!
資料の中には数字がたくさん登場しますね。そこで数字部分の一部を空所補充にしてクイズ形式にします。知られていない数字情報ほど説得する材料になります。一方的に話をするのではなくバシバシ指名しましょう。聞き手を休ませてはいけません。4択形式も効果的です。はずれたら「残念~!」と叫ぶと盛り上がります。
④否定表現を徹底排除し、意地でもプラスに変換せよ!
「不況」「減益「減収」等などの否定表現は「場」を暗くします。資料をチェックしてマイナス表現は無理やりにでもプラス表現に書きかえます。プラス表現が多いとビジネスも成功しそうな気がしてきます。
⑤グラフや表は「1対1」の原則を守れ!
詳細を説明しようとすればするほどグラフや表の数が増えてしまいます。1つの項目に対してグラフ等は1つに絞りましょう。どうしても補足説明が必要な場合はプレゼンが終わってから必要な人に配ればいいのです。
⑥黒をベースに3色以内が鉄則!
雑誌のページのようにカラフルに彩られた資料は逆効果です。黒を基調にプラス2色でまとめると見やすい資料が出来上がります。
「修正案を通しても一文の得にもならない」という民主党小沢代表の発言は気になります。共謀罪の適用範囲を限定する提案をしたのは民主党です。この修正案を自民党が全面的に受け入れる姿勢を示しましたが民主党はそれでも不満のようです。なぜ?
与党と野党の関係はディベートでいえば肯定側(affirmative)と否定側(negative)の関係にあります。双方が徹底議論をし、よりよい方向性を見出すのがディベートの醍醐味であり与党野党の存在意義でもあります。「ディベート」であろうと「議論」であろうと呼び方はどうでもいいのです。与党と野党が徹底的に意見を闘わせるのが重要なのです。
肯定側が否定側の主張を受け入れるのであれば、それ以上の議論はもう必要ありません。否定側が肯定側に更なる答弁を要求することはありませんし、また、その必要もありません。それがディベートのルールだからです。
妥協や打算があったにせよ、自民党は民主党の代案を受け入れた(agree)のです。それでも民主党は「納得が得られる答弁」という意味不明な要求を自民党に求め、結局、法案成立は先送りになりました。
小沢代表は政治家以前に人間として失格です。ディベートのルールさえも守れないダメダメ人間に国を任せるわけにはいきません。
小沢氏が政治家であることは国民にとっては、それこそ「一文の得」にもなりません。
「先生は日本が嫌いなのですか」と生徒に聞かれてギョッとすることがあります。私は日本が好きです。日本古来の「婉曲的な表現法」、「遠慮」や「寡黙さ」を美徳(virtue)とする文化自体、人類が平和に暮らす上で欠かすことのできない要素だと私は信じています。問題はそれら日本文化が婉曲(distort)した形で世界に送信されてしまっているということです。
言い訳を一切せず黙して語らない姿勢は日本人にはウケるかも知れません。欧米人には「真実を隠している」「ウソをついている」と解釈されるでしょう。この段階で意思の疎通が終わってしまうから疑惑が増すのです。言い訳(excuse)をしないということは反論(argue)もしないわけですから、結果として誤解(misunderstood)の山が築かれることになります。
私は日本が嫌いなわけではありません。日本文化の真の姿をどうにかして世界に発信したいと思っています。
対欧米人だけではありません。アジア諸国にも誤解されています。日本ほど誤解されている国はありません。同じアジア人だから、という発想も危険です。
私は地球には「西洋人」と「東洋人」と「日本人」がいる、と考えています。それくらい日本は独特です。
「若干日本が嫌になってきたかな」という村上世彰氏の会見でのコメントが印象的でした。
請求書(bill)がFAXで送信されてきました。見積書(estimate)には「3%値引き」と記されています。その場で購入キャンセルの電話を入れました。???
ソファを購入しようとスタッフと新宿を訪れたときのことです。高級家具の数々に目がくらみそうです。高価なイタリア家具は弁塾には似合わないと、自分を言い聞かせ別のソファに狙いを定めます。値引き交渉のスタートです。弁力パワー全開で体当たりを試みるもアッサリ断られてしまします。ガンバレ先生、という言葉が聞こえてきそうですが、値引きはしない代わりに国内最安値を謳っているお店だったのです。システムですから仕方がありません。福澤先生のKO負けです。
送られてきた見積書には3%の値引きと記されていました。担当者に電話をかけます。現金で振込をする場合には3%の値引きをさせていただく、という説明でした。「何が問題なんですか」と担当者は不満げです。
安くなるのは事実です。しかし、私自身の購入意欲(purchasing will)が失せてしまったのです。3%の値引きをするなら始めから説明してほしかったというのが私の気持です。キャンセルしたいと申し出ると一方的に電話を切られてしまいました。
企業主の目の届かないところで毎日こんな会話が繰り返されているのでしょうか。誰が悪いという話ではありませんが「値引き交渉」も「顧客対応」も弁力が重要な役割を果たしているのです。ビジネスをする方々の参考になったでしょうか。
昨日、ピカピカのソファが事務局に届きました。イタリア製のソファですが値段は予算の半分に収まり万々歳です。真赤な色に皆、ビックリしています!
ニューヨークにはインド、パキスタン、バングラディシュ、韓国、中国出身のタクシードライバーがたくさんいます。皆発音は上手ではありませんが英語を話します。とにかくペラペラ喋ります。意味不明な発言に困惑することもありますが、無理やりにでも意思疎通を成立させて目的地(destination)までたどり着くわけです。道を間違えられたことは何度も経験しましたが目的地に行けなかったことはありません。
先月乗り合わせたドライバーはパキスタンから移民した女性ドライバーでした。離婚(divorce)後、小学生の息子さんを育てるために昼はドライバー、夜は音楽関係の仕事をしているそうです。英語が上手いね、と私が褒めると嬉しそうにしていました。
日本人の英語下手は今に始まったことではありませんが留学準備のために英語学校に通う人が多いのには驚きます。どうせ行くならさっさとアメリカに行けばいいのです。数ヶ月もすれば誰でも日常会話はできるようになります。この点、日本人はニューヨークのタクシードライバーに学ぶべきだと思います。
弁塾に興味を持っていただくのは嬉しいのですが、海外留学をされることが決まっている方には勉強方法だけをお伝えすることにしています。
蛇足ですが、ニューヨークで日本人ドライバーに出会ったことは一度もありません。皆さん事前準備で忙しいのかな!!!
文明機器には保守管理(maintenance management)が欠かせません。私の車はよく故障します。購入してから9年経過しているため日々のメンテナンスが求められます。高速道路でブレーキに異常が発生したことがあります。ブレーキパッドの磨耗が原因でした。幸い大事には至りませんでしたが事故になったとしても自動車メーカーを非難することはできません。
シンドラー社製のエレベータで死亡事故が起きてしまいました。子を持つ親の一人として胸が痛みます。ブレーキパッド部分の異常が原因ではないかと報道されていますが詳細は不明です。
日本のメデイアはメーカーに非難を集中させていますが、ずさんな保守管理が原因であれば管理会社側に責任が発生します。
文明機器を利用するユーザー側にも注意が必要です。ブレーキとアクセルを間違えて車を操縦すれば当然事故になります。メーカー側に責任は生じません。ユーザーの自己管理が求められます。
事故で無くなった方にはお気の毒ですが、自転車を運びながらエレベータに乗っても大丈夫なものか、少しばかり気になりました。この場合、エレベータのセンサーはどう感知するのか報道はされていません。
メーカー側に責任を押し付けるメディアの姿勢は問題です。大切な命が奪われた根本原因を早急に突き止め、悲しい事件が二度と起こらないよう切に願う次第です。
『適切に判断する』は通訳泣かせの日本語です。appropriate judgmentと訳されますが日本語とはニュアンスが異なります。英訳は問題を「解決スルコト」が前提であるのに対し、日本語は問題を「解決シナイ」という意味合いで用いられます。問題を先送りしたり、意見の対立を避ける際にも用いられます。
日本の政治家は『適切に判断』することが好きなようです。靖国参拝に賛成の政治家は『適切に判断する』を連発します。反対派は賛成派に対し『適切に判断していただきたい』とコメントします。
ドミニカ移民訴訟の判決も司法の『適切な判断』なのでしょう。政府の不手際は認めるものの時効(prescription)が成立しているという判決内容でした。拉致問題も解決しそうでなかなかか解決しません。『適切に判断』していることが原因です。自衛隊が軍隊ではないのも『適切に判断』した結果です。
政治家だけではありません。『適切に判断する』とインサイダー取引も聞いちゃったんですよ」の一言で解決してしまいますし、盗作も盗作ではなくなってしまいます。
『適切に判断』すると何でも正当化(justification)できてしまいます。
今日からサッカーのワールドカップが開幕します。サーカー大好きの私です。日本が一次予選を突破するかどうかのコメントは『適切に判断』させていただきたいと思います!
お酢(vinegar)は5世紀に中国大陸から伝えられたとされています。奈良時代には酢つくりが盛んになり朝廷は酢税を徴収するようになります。魚介類を刺身にして食べるようになったのは安土桃山時代になってからのことで、それまでは酢を使った川魚が主流だったようです。
江戸時代になると近代日本の食生活の基礎が形作られました。日本人の食生活を語る上で欠かせないお寿司は酢を利用することで誕生しました。
酢の製造販売のミツカングループが興味深い分析を発表しています。国民1人あたりの酢の消費量をランキングしてみると強豪国のランキングと重なる部分が多いということです。消費量上位3カ国はドイツ、アルゼンチン、フランスで、過去5回大会の優勝、準優勝、3位の6割を占めるサッカー強豪国が並んでいます。
日本の酢の消費量は上位国の半分以下で11位と分析されています。ただ、みつかんの研究によれば日本はジーコ、トルシエ両監督のスタイルがブレンドされているため他国にはない強さに期待できるようです。
ところで、酢、発祥の国の中国はアジア予選で敗退してしまいました。みつかんさん、どうしてですか?
日本の学校給食は明治22年(1889)に山形県の貧困児童を対象に始まったといわれています。その後、昭和22年(1947)にガリオア資金(Government and Relief in Occupied Areas)よって戦後の学校給食制度が再開、GHQの主導の下に供給体制がとられ現在に至ります。
私が小学生だった当時はまだまだ牛肉が高価な時代でした。クジラばかり食べていた気がします。当時の私は同じ器に同じ量だけ盛られる給食に矛盾を感じていました。私は体が大きく普通の量では足りないのです。先生は「皆平等だからね」を繰り返します。両親は「ガマンしなさい」と言います。小柄な友達の中には食べきれず残す人もいましたから喧嘩になります。叱られるのは私でした。平等だから仕方がありません。
さて、同じ量を食べることが果たして平等なのか私は今でも疑問です。体に見合った量を食べることのほうが平等なのではないでしょうか。刑務所でも体の大きさに関わりなく食事の量は一定だと聞き、妙に納得してしまいました。この国の「平等」の感覚は独特です。
日本は「格差」という言葉に敏感です。「格差」とは単なる「違い」ではなく「不平等」にも似た響きを持つようです。
息子の通う小学校は弁当持参です。皆がどんな弁当を持ってくるのか気になって仕方がありません。格差があってはいけないので家族中で息子を尋問します。ああ、やっぱり私も日本人でした。
日本が格差社会を受け入れる日は当分来そうにありません。
//逆境を乗り越えた歴史的な勝利//と今朝のAAP(Australia Associated Press)が大々的に報道しています。逆境とはどうやら「誤審」のことのようです。
前半26分、中村俊介選手が先制ゴール。テレビの画面では気づきませんでしたがゴールの場面がレプレイされた瞬間、会場内はブーイングの嵐に包まれたようです。//Mark Schwarzerは明らかに日本人2選手に妨害(impede)された。エジプト人審判はこれを見逃し日本の得点が認められた。明らかな誤審だ//
たしかに柳沢選手がキーパーを妨害しているように見えましたね。
このまま日本が1対0で勝っていたら大論争になっていたでしょう。オーストラリアが勝っていちばん安心しているのはもしかしたら審判かもしれません。
AAPの紙面後半では川口選手を賛辞、//どんなシュートをしても点が奪えないと思われる完璧なセーブをしたが最後に力尽きた//とコメントしています。
昨日まで弱気だったオージーたちは//史上最強のチームだ。ブラジルも怖くない//と一転して強気の姿勢を見せているようです。
昨日の試合に関してだけはカンガルー軍団を評価し、今後のサムライ・ブルーたちの活躍を日本から応援しようではありませんか!
アジサイが美しい箱根です。漢字表記の「紫陽花」は唐の詩人白居易が別の花に名づけたもので平安時代の学者源順がこの漢字を当てはめたことから誤って広まりました。
ドイツ人医師シーボルトは紫陽花に惹かれ愛人の名前「お滝」をとって「オタサク」と名づけています。幕末から明治にかけて来日したヨーロッパ人は初めて紫陽花を見て本国に持ち帰たといわれています。ヨーロッパの土壌は元々アルカリ性なため青かった花も自然と赤っぽくなり変化を遂げました。ハイドランジアと呼ばれる西洋アジサイは逆輸入され日本でも人気品種となっているようです。
今週末から箱根登山鉄道沿線に咲き誇る1万本以上の紫陽花がライトアップされます。日本の梅雨の風景も捨てたものではありませんよ。
日銀福井俊彦総裁の村上ファンドへの投資問題が話題になっています。総裁就任前の投資だから問題は無いと主張する肯定派(affirmative)と不謹慎だと主張する否定派(negative)の双方がぶつかり合います。前者は「ルール」に則り主張を展開、後者は「常識・倫理」の観点から反論(refute)しようとします。
「ルール」も「常識」も社会の要ではありますが、両者を闘わせるとなかなか結論が出ません。
日本では「ルール」以上に「常識」や「社会通念」が優先されます。上司宅を訪問する際に手土産を持参することは「ルール」というより「社会通念」です。「いつでも遊びに来てください」と言われてその日に訪問すれば「常識」がないと批判されてしまいます。
暗黙の了解(unspoken agreement)という考え方が日本にはあります。農耕民族、島国、鎖国等の歴史的背景が生み出した独特の考え方です。「言わなくてもわかるでしょう」という感覚ですね。必要以上にルール化することを嫌い、「常識」や「社会通念」に身を委ねるのです。
日本はイチゴ大福のような国です。「ルール」であるイチゴを歯ごたえのある白い皮、「常識」や「社会通念」がやさしく包みます。皮を食べると徐々に赤いイチゴの姿が見えてきます。
イチゴが先か皮が先かという議論をしてもイチゴ大福は美味しくありません。品良く菓子をいただくのがに日本流です。
どうやら福井俊彦総裁は大福の白い皮がお嫌いのようです。イチゴだけをムシャムシャ食べているではありませんか。そんなことをするとママにおしりを叩かれてしまいますよ、俊ちゃん!
プレゼンテーションが上手くいかなくとも悲観する必要はありません。質疑応答で名誉挽回することも可能です。聞き手の最終的な判断(terminal image)を向上させる6つの基本技を紹介しましょう。今日から使える簡単な方法です。
①繰り返したい気持を抑え別のコトバで攻めよ!
聴衆の中には既に話した内容を質問する方もいます。しかし「先ほども申したようにウンヌン」は禁句です。同じことを同じコトバで繰り返す話し手を聴衆は嫌うのです。どうしても繰り返す必要がある場合はプレゼンとは違う「例」や「数字」を用いましょう。そうすることで応答に新鮮味が加わります。
②秒の感覚を体に覚えさせよ!
ダラダラ説明しても聞き手は満足しません。複雑なことほど手短に応答する、これぞプロの応答です。制限時間は30秒。熱心な人であれば再度質問してくるはずです。そんな聞き手には最大限の敬意を払う姿勢も大切です。
③言語明瞭が絶対条件だ!
日本人はイエスとノーが曖昧だといわれますが質疑応答ではこのルールは通用しません。自信をもって結論を述べましょう。「基本的には賛成ですがしかしボソボソ」等とならないよう注意が必要です。
④常に100分の100を目指せ!
個人的な質問をする方も中にはいらっしゃると思います。そんな場合は質疑終了後に個別に対応するのも一案です。100人の聴衆の1個人にだけに当てはまる応答をしても注目はされません。聞き手を常に飽きさせない工夫が大切です。
⑤仮想の質問に惑わされるな!
日本人は仮想の質問が好きなようです。「もし失敗したらウンヌン」の類です。この質問にどう応答するかで評価は決まるといえます。仮想の質問に惑わされる姿を聴衆は見逃しません。不安な表情や態度はコトバ以上に伝わります。聞き手の不安を力強いことばで包んであげましょう。
⑥数字やデータは正確に暗記して臨め!
数字やデータは暗記して臨む、これは話し手の義務だと考えてください。数字等を記述したメモや資料を一切見ないで応答する姿勢を貫きましょう。電卓を叩くことも避けたいところです。簡単な暗算くらいならば即答できるよう練習しておきましょう。以上!
秋田県のタクシー会社が児童用に運賃割引を始めました。勤務先を早退して送迎をする等、親の負担を軽減するのが狙いで運賃が5割引になる制度です。大人を同伴せず小学生が乗車する場合に限ります。
日本のタクシー料金は諸外国と比べると割高です。東京での初乗り料金(initial charge)は660円、コンビニで弁当と飲み物が買えてしまう値段です。気軽に乗る気にはなれませんね。
モノの値段は需要と供給のバランスで決まります。タクシー利用者の数が減った原因が価格にあるのだとすれば、料金を下げればいいのです。顧客は戻ってくるはずです。秋田のような子供料金以外にも平日料金や学生割引など考えればアイデアはいくらでもあるはずです。業界の古い体質や個人タクシーの台数制限も問題です。
いちばんの不満は加算運賃ではないでしょか。「ハイ、そこで止めてください」と言った瞬間に80円余計に払うのには抵抗があります。せめて30円程度の加算であれば腹もたちません。
MKタクシーのようなサービスは魅力ですが、料金が安くなければ意味がありません。100円ショップがあるなら100円タクシーがあってもいいと思うのは私だけでしょうか。
(参考/ニューヨーク:2ドル50セント(約290円)/トロント:2ドル75セント(約280円)/上海:11元(約182円)/シンガポール:2ドル40セント(約173円)/ロンドン:距離を計算に入れた発乗り料金は日本とほぼ同額。加算運賃は約35円。東京と比べると割安)。
上海での体験です。春巻(spring roll)を注文したところ、甘い味がする春巻だという説明でした。私は中国語が得意ではありません。どうやら聞き間違えたようです。春巻が甘いはずはありません。とにかく注文してみます。
一見、日本の春巻と変わりありません。一口食べてみます。なんと中にはあんこが入っているではありませんか! あんこの甘みとパリパリした皮が妙に合います。
「肉まん」と「あんまん」があるように、春巻にも2種類あるという店側の説明に妙に感動してしまいました。日本で食べられる中華料理の品数は本土の1%にも満たないというから驚きです。あん入りの春巻が食べれる店は日本には無いのではないでしょうか。
作り方は簡単ですので紹介しましょう。
①春巻の皮を用意します。
②漉しあんでも粒あんでもどちらでもOKです。
③あんを皮で包みます。
④サラダ油で7分から10分かけてゆっくり揚げます。
⑤120℃から130℃の低温で揚げることがポイントです。
⑥油はなべの底から5㎝程度の量がベストです。
とにかく簡単に出来て美味しいデザートにもなります。ぜひ試してみてください。
ニュース23の番組で筑紫哲也氏が民主党小沢代表と対談を行いました。対談の中で小沢氏は日銀福井総裁の姿勢を激しく非難、持論を展開しました。
筑紫氏が「仮想の質問」をします。「もし党内に村上ファンドに出資している議院がいた場合はどう対応するのか」と言う場面です。ここが最大の見せ場でした。小沢氏の顔色が急激に変わる姿を画面がハッキリととらえています。
弁士は「もしウンヌン」の質問に惑わされてはいけません。(6月15日塾長日記参照)「予期せぬ質問」や「仮想の質問」にどう対応するかで弁力が試されます。小沢氏は日銀総裁と国会議員とでは状況が異なると説明しましたが、これでは視聴者は納得できません。ルールに違反した者であれば総裁であろうと政治家であろうと断じて許されるべきではない、などと言えない状況もあるのかもしれません。
「仮想の質問」に惑わされ動揺する姿を露呈してしまった小沢氏。テレビ出演をあまり好まないと言われている彼があえて番組に出演したのにはそれなりの計算があったはずですが、失敗でした。政治家にとって弁力不足は致命傷となる典型例です。
一方、筑紫氏の弁力は相当なものです。一見温和そうに見えますが、質問の切り出し方は実に鋭いものでした。質問一発で相手をKOした筑紫氏が一枚も二枚も上手だったということになります。
テレビのリポーターが「う~ん」とうなり感極まる顔を見せる霜降り肉。高級な霜降り牛の裏には一般消費者(consumer)には知らされない事実が隠されているようです。
和牛のクラスはA、B,Cと5,4,3,2,1の組み合わせで決まります。A-5クラスが最高ランクになります。最近ではA-5の表示をメニューに掲載する焼肉店も増えました。
ランクの選定基準は霜の降り方にあります。そこで、育成業者は霜を降らせることに全力を上げます。高く売るためです。我々消費者は霜降り牛イコール高級和牛という図式を擦り込まれてきました。
霜を降らせるために草食動物(grazing animal)である牛に濃厚な穀物肥料を与えます。人為的につくられた大量の脂肪は牛の筋肉細胞を破壊させます。ビタミンAを牛に与えないという方法もあるようです。霜を鮮やかに見せるためです。ビタミンA欠乏症の牛は当然、病気になります。水腫、肝臓出血、失明、に至ることさえあるようです。
今、メデイアでは狂牛病ばかりが話題になっていますが、狂牛病の牛も霜降り牛も同じ病気の牛だということが真実ならば、うかつに牛肉を口に入れるわけにはいきません。
「反省すべきは反省する」は主語がない日本語の典型例のひとつです。主語を省くことによって話し手とのあいだに間が生まれ、その間がニュアンスを曖昧にしてくれます。聞き手を煙に巻くには重宝する言い方です。相手の追及もこれでかわせるのですから不思議です。
「反省すべきは反省する」は翻訳家泣かせの日本語でもあります。「私は反省する」(I will reflect myself)とも違います。だからといって反省していないかといえば、そうでもありません。反省しているのか反省していないのか不透明なまま真相は闇の中に消えていきます。
「反省すべきは反省する」とは自らイエローカードを申告してレッドカードを回避するようなものです。サッカーとは違いこの特殊なイエローカードは何枚あってもお咎めなしです。
村上ファンド関連会社への秘書給与肩代わりが発覚した松井孝治参議院議員。彼も「反省すべきは反省」しているようです。政治資金収支報告書に記載していないということは裏で処理したお金、つまり脱税したも同然でしょう。
反省したい人はこの際、日光サル軍団の校長に指導を仰いでもらってはいかがでしょうか。反省させる指導に関してはそれこそプロ中のプロです。お猿の次郎君のように上手に反省できるようになるはずです。
あっ!永田町は今、キキ・キーと鳴くおサルたちが次期ボスザルの座をめぐって大騒ぎです。
庶民の身近なカジノと呼べるパチンコ。スロットを含めると遊戯人口は約1600万人、その規模は20兆円とも30兆円ともいわれています。
風適法の規制(regulation)があるため店側が直接換金することはできません。勝った分は文鎮やライター石などの特殊景品に換え、店外の景品交換所で現金化します。これら特殊景品を現金で買い取る窓口はパチンコ店とは別の組織です。暴力団などからの支配を排除(exclude)するため警察のOBが経営に関与することもあります。賭博行為と見なされないために生み出された日本独特の換金システムです。
自民党の観光特別委員会は今月の16日カジノ合法化に向けた基本方針をまとめました。カジノの合法化(legalization)に関しては情報が表面に出ることはありませんでしたが、2002年に石原慎太郎都知事が構想を発表したのをきっかけに検討されていたようです。全国9ヶ所の公営カジノ予定地の中で最も実現可能の高い3ヶ所から導入が始まるようです。
①外貨獲得が可能な国際空港があること②地元に有力企業があり資金面で問題がないこと、が条件となります。当面は観光客を対象に高級ホテルの一部が開放され、日本も国際的なカジノの道を歩むことになりそうです。
弁力の理論を研究すればするほど「顔」の重要性がクローズアップされてきます。コトバ自体が果たす役割は僅か7%、コトバ以外の非言語要素が残りの93%を占めているのです。非言語要素の一つが「顔」の表情です。「顔」は人の心を如実に映し出し(reflect)ます。「笑顔」一つ例に挙げても800種類に分類できるというから驚きです。人は脳から送信された情報を筋肉の動きで表します。これが「顔」の表情です。コトバ以上に「顔」の表情が真実を語ることも多いのです。
「顔で政治家を選べば国は滅びますよ」と国民新党の亀井静香氏が述べています。果たしてそうでしょうか。
国民は政治家や候補者の「顔」を見ています。「顔」から伝わるメッセージを受信し各々の判断を下します。この、目に見えない(invisible)メッセージこそ語り手自身の真の姿を映し出すのです。「顔」をナメてはいけません。
「顔で政治家を選べない国は既に滅んでいる」がコミュニケーション上の観点から判断でき得る真実です。
政治家は国民の代表です。我々は夢と希望を政治家に託します。「きつい」「やぼったい」「意地悪そう」「なんかへん」などの印象を与える人に未来を託すことはできません。
「『顔』にいちばん自信がない」からといって「顔」で政治家を選ぶことを否定する理由にはならないのです。
ダルマンマの法則③「かっこ悪けりゃ政治家止めよ。恨むはアジアのDNA」にはこのような背景があるのです。けっしてアジア人蔑視や人種差別ではないこととご理解ください。
(参考/『ダカーポ』586号)
車を売る側S氏と買う側B氏の会話です。
S氏:「買い替えをお考えですか?」
B氏:「ええ」
S氏:「100万円の値引きをさせていただきます」
B氏:「どうも」
S氏:「新型車でこれだけの値引きをすることはないですよ」
B氏:「そうですか」
S氏:「購入していただけますでしょうか」
B氏:(無言)
結局B氏はS氏から購入をすることはありませんでした。新型のメルセデス・ベンツです。100万円の値引きは破格でした。B氏もそのことは承知しており値引き額に関しては満足していました。しかし購入には至らなかったのです。どうしてでしょうか。
S氏はベテランの営業マンです。顧客からの評判も上々で言葉遣いやマナーに問題があったとも思えません。
B氏の言い分はこうです。「買い得とは思いましたよ。でもS氏が好きになれなかったんですよ。なんとなくですけどね」
この言い分には消費者の本音が隠されています。理屈も大切ではありますが、それ自体、説得力を構成する一要素に過ぎません。最後は「コトバ」ではなく「人間」の勝負なのです。
B氏は続けます。「購入するのが当然だという感じも気になりました」
安いから買え、とは口に出す人はいません。しかしそれに似た雰囲気を醸し出す営業マンは少なくありません。売り手の「おごり」や「思い込み」が大きな落とし穴になります。
理屈だけで相手を論破しようとしても人を動かすことはできないのです。
ドイツのノルデナウの水、メキシコのトラテコの水、フランスのルルドの水など、世界各地に病気が治ると言われている水があります。最近の研究でこれらの不思議な水には活性水素(active hydrogen)が豊富に含まれていることが判りました。日本では大分県の日田天領水や群馬県の釈迦の温泉が有名です。
活性水素は活性酸素(active oxygen)と結びついて、ただの水(H2O)に変えることができます。体内に活性水素が多くあれば免疫力(immunity)が高まり活性酸素を除去することができます。呼吸で取り入れた酸素のうち約2%が活性酸素に変化します。この活性酸素はウイルスや細菌を撃退する役目を果してくれますが、あり過ぎてもいけません。正常な細胞が破壊されてしまうからです。
最近では様々な生成器が販売され家庭で手軽に活性水素を含んだ水を飲むことができるようになりました。ポットに入れるだけの還元浄化整水器なども販売されています。
いいことばかりではありません。活性水素という物質は非常に不安定で短時間で消滅してしまいます。長時間運搬している間に活性水素が減少、消滅してしまうのです。どんな名水でも湧き出たばかりの水でなければ効果は期待できないのかも知れません。
我が家では皆、海洋深層水を飲んでいます。ミネラルバランスが人体の細胞に近い水だという認識をしています。ペットボトルが運搬されている間に効能が失われていないか不安になってきました。
現在たくさんの人に親しまれているダルマ。菩薩達磨という実在人物とされています。
達磨は9年間壁に向かって座禅を続け身動き一つしなかったと言い伝えられています。
今から約300年前、高崎の少林山、達磨寺が開山され、九代目住職東獄和尚が達磨の木形を彫って紙張抜きダルマを農民につくらせました。少林山、七草の縁日に売り出されたのがダルマの始まりです。
まゆは「鶴」、ひげは「亀」を表しダルマの赤色は「家族円満」との願いが込められています。
福ダルマは別名「願かけダルマ」とも言われ、思い思いの願いを込めてダルマに目を入れるならわしです。置物、民芸品にとどまらず人生のあらゆる節目に活用できるシンボルとして大きな役目を持っています。弁塾では日本に住むすべての方たちの弁力向上を願っています。
弁塾での指導後には毎回ダルマが渡されます。「弁」の文字を記したミニダルマです。全過程を終了された一級弁士の方には大きめのダルマを渡し更なる弁力向上の願いをかけます。
尚、塾生以外の弁力向上に努力されている方にもミニダルマを差し上げています。お問合せいただければ郵送させていただきます。送料のみ着払いでお願いしています。ご理解ください。
尚、ダルマに記される文字は「弁」以外に「福」もございます。どちらか一方、ご指定ください。
私の祖父は熱狂的なジャイアンツファンでした。試合に勝った日は上機嫌、晩酌の付き合いをよくしたものです。百円札(bill)のお小遣い(allowance)もよくもらいました。
当然、私もジャイアンツファンです。筋金入りです。小学生の頃は母が特性のおにぎりをつくってくれました。山型の綺麗なおにぎりではないのが恥ずかしかったのを記憶しています。丸々のジャンボおにぎりです。試合が長引いても9時には家路につくという約束で当時の後楽園球場に足を運びました。
さて、今年のジャイアンツ。いつの間にか4位まで下降してしまいました。優勝どころかAクラスも危うい状況になってしまいました。例年なら頻繁にドームに足を運びますが今年はまだ一度も観戦をしていません。仕事ばかりで応援しないから負けるんだ、と息子に叱られる始末です。息子がドームで観戦をするとジャイアンツが勝ちます。通算で11勝、1敗ですから偶然とも思えません。
息子の学校は神奈川県にあるためクラスメイトは皆、横浜ファンです。野球の話になると喧嘩(argue)になるようです。
弁塾の生徒たちが妙な噂(rumor)をしているようです。ジャイアンツが連敗してから私の指導が厳しくなったというのです。ありえない話ですが生徒がそう感じるなら仕方ありません。この際、皆でジャイアンツを応援すれば問題は解決しそうですね!
日本人は寡黙だとよくいわれますが本当でしょうか。
居酒屋での日本人は驚くほど弁舌(eloquent)です。声も大きく、時折笑い声も聞こえてきます。一杯入っているせいもあるでしょうが、居酒屋での姿を見る限り日本人は寡黙ではありません。
お酒の力を借りて弁舌になれるのならそれも手だと思います。イギリスやオーストラリアの人たちは昼からビールを飲んでいます。
弁塾では学校のような教室で指導はしていません。箱根のログハウスやホテルの一室を使用します。堅苦しい雰囲気は弁力向上の最大の敵だと思います。形式は自由でありながら指導は真剣勝負、コレが弁塾流です。
天気がよければ戸外に出ることもありますし、バーベキューをすることもあります。トレーニングには集中していただきますが、スタイルは極めて欧米的です。
一回目の指導で「ビールでもどうですか?」とすすめると皆さん目を丸くして驚きます。私が冗談でも言っていると思われるようです。
居酒屋で話しているようにプレゼンを行えば多くの日本人が救われると思います。肩の力を抜いて気楽にスピーチを考えていいのです。真面目な姿勢は大切ですが、それが足かせになってはいけません。
弁力は生まれ持った能力ではありません。トレーニングをすれば誰でも変身できるのです。
北朝鮮が特別に仕立てた舞台で演出された再会劇。金英男(キムヨンナム)氏の会見をご覧になった方も多いと思います。
拉致(abduction)されたのではなく救助されたと本人が一方的に証言しました。日本側の質問や尋問が認められないのですから会見とはいえません。舞台なのです。北側の言い分を「代弁」(vicarious speech)したに過ぎません。
自分の意思に反することを「代弁」するには相当の弁力が要求されます。ウソを隠そうとしてもなかなか出来るものではありません。まばたきが多くなったり、水を頻繁に口にするのが普通です。
金氏の「代弁」にはそのような傾向(tendency)は見受けられませんでした。弁力の専門家にそれ相当のトレーニングを受けたのでしょう。 本音(true intention)を語る際、人はある程度、感情を表にあらわします。仮に救助されたのだとしても20数年振りに親兄弟に再開すれば誰でも涙を流したり言葉に詰まったりするはずです。不自然です。それが出来ないほど自由を制限されていなかったのかも知れません。脅迫をされている可能性もあります。今の生活を壊したくないという思いもあるはずです。胸が痛みます。
めぐみさんの死亡時期に関して「いろいろ説がある」という言い方を金氏はしました。この言葉がめぐみさんが実は生きているというサインだとすれば、これ以上の喜びはありません。
ここ10年間で航空業界のサービスは劇的に向上しました。ビジネスクラスでのフル・フラット・シートはもはや当たり前、マッサージサービスを提供してくれる航空会社もあるほどです。
90年代までは機内での喫煙が可能でした。お酒をあまり飲まない私にとってコーヒーとタバコは欠かせません。機内での禁煙は私にとっては拷問(torture)なのです。
航空会社がなぜ禁煙にこだわるのか疑問には思っていました。欧米と比べればアジア人はまだまだタバコを吸います。アジア路線を全面禁煙にする理由がわかりません。イギリスの航空会社Smoker’s International Airwaysが喫煙者専用機を運行させると発表、業界内で話題になっています。
ファーストクラス30席とビジネスクラス108席を配置、日本人ビジネスマンをターゲットにドイツのデュッセルドルフー成田間に来春から運行させる予定です。アパー・キャビンはすべてラウンジとして開放されます。
代表のAlexander Schopmann氏は航空会社が禁煙化をすすめてきた背景をこう説明しています。/機内での禁煙化は非喫煙者の保護ではなく単なる経費節減(retrenchment)に過ぎないのです。分煙設備を整えたりフィルターの交換等にかなりの経費がかかるため航空会社の経営を圧迫していました。禁煙化の波は航空会社にとって好都だっただけだというわけです。古き良き60年代を甦らせるのが私の夢なのです/
最終的な運賃は相当高くなるようですが空の旅に絶望している愛煙家にとっては朗報ではないでしょうか。